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相次ぐ“投資詐欺”県内被害は2024年に入り6億円超も…被害者大半が40~50代その詐欺手口は(静岡)

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年4月8日 17時27分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

全国で相次ぐ投資詐欺。静岡県内では2024年に入ってから約6億円を超える被害が確認されています。被害者の大半が40代から50代という詐欺の手口とは。

有名人をかたるなどしてSNSで接触し、投資を勧める「SNS型投資詐欺」。時間をかけて恋愛感情などを抱かせて金をだまし取る「国際ロマンス詐欺」。今、このような手口の投資詐欺が全国的に相次いでいます。

県警によりますと、2023年1年間の被害は県内で57件確認されていて、被害額は約8億1000万円にのぼります。特に2024年に入ってから被害は急増。4月5日時点で、すでに7億円を超える被害が確認されています。

3月、SNSの投資詐欺で約500万円の被害にあった静岡市在住の女性が、その手口を明らかにしました。

(被害女性・50代)

「私の場合は身内が紹介してくれた」「その身内はSNSで見つけたといっていた」「身内の実績を見せてもらうと半年にわたって着実に利息が増えていて、(お金を)戻すこともできたので、自分もお金を入れてしまった」

女性は2023年10月、親族が「Facebook」を通じて発見した仮想通貨の投資アプリを紹介され登録。アプリ内のやり取りで指定された個人名義の口座におよそ500万円を入金しました。しかし、それは偽アプリ。投資を始めてから約1か月後、お金を引き出そうとしたときに手数料や税金などを次々と請求されて異変を感じ、詐欺に気づいたといいます。

(被害女性・50代)

「これは自分が最初ゼロだった(利息が)増えていくところ」「毎日870ドル利息が増えていった」「この11月22日がゼロになっているのは(お金を)下すという風になったから、」「これで詐欺に気付いた」

振り込んだ約500万円は戻らず、相手とやり取りしていたチャットも、いつの間にか消えてしまったということです。女性は投資経験があったということですが、その手口の巧妙さにだまされてしまったということです。

(被害女性・50代)

「そこの詐欺サイトを」「実際に調べてみると本当にそういうプラットフォームがあった」「そこを見たときにちゃんとしているんだなと思ってしまった」「ところが実際私が入っているのはそっくりなものなんですけれど、ちがうところでして」「そこで誘導された、やっぱり巧みさというのもあったのでは」

一方、投資詐欺の手口はこのようなケースも。

これは、ある警察職員のLINEアカウントに突然、招待が来たグループ。グループの名前は「投資交流会」、「プロの投資家」「次の日に上昇する株」などとグループの参加者へ投資を促す説明をしています。警察によりますと、突然 SNSのグループに招待されたことをきっかけに偽サイトなどに誘導され、お金をだまし取られてしまうケースが増加しているということです。

止まらない被害に、県警は詐欺の手口や対策を呼びかける講習会を開催。被害者の大半がSNSに比較的に慣れていない40代~50代で、講習会ではそうした年齢層に注意喚起しました。

(参加者)

「(詐欺被害者は)高齢の方が多いと思っていた。内容を聞いてびっくりしている」「場合によってひっかってしまうことがあると思った」

巧妙な手口で相手をだます投資詐欺。警察は、面識のない人から投資の話を持ち掛けられたら詐欺と疑ってほしいと警鐘を鳴らします。

(県警 生活安全企画課 杉本 俊一 理事官)

「1人あたりだまされてしまってる金額が非常に高額だということが深刻な状況」「絶対にもうかるとか元本保証ということには本当に気を付けてもらいたい」

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