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「浮気しやがって」「ぶっ殺してやる!」DV妻に何度も殺されかけた40代男性に起きた“悲劇”

日刊SPA! / 2024年3月25日 8時53分

 以前、同サイトで取材した日本家族再生センターの代表である味沢道明氏は、「成育期の心の傷がDVにつながる」と話していた。

 耐えかねた中村氏は、出産後に離婚するという合意を妻とする。そして、妻は4000グラムの元気な女の子を出産。「由紀(仮名)」と名付けたその子を、中村さんはとても喜びかわいがった。由紀ちゃんは人が変わったように暴れ・暴言を吐く妻を怖がり、父べったりの子になった。

◆我が子にも及んだ虐待

 出産後に離婚すると決めていた中村氏だったが、なかなか実行できないまま時が過ぎていった。しかし、その間、妻は中村氏の目を盗んでまだ幼い由紀ちゃんを突き飛ばす、45度の熱湯をかけるなどの虐待をしていたのだ。また男性を家に連れ込んでいることも分かる。

「妻は自分の部屋のクローゼットに入りきらないブランド品を、子ども部屋の天井まで積み上げていました。その部屋の中に娘を閉じ込めて、浮気をしていたんです。由紀は、スッポンポンのママが男の人に襲われていると思ったそうです。男と母から突き飛ばされ、それ以来、玄関の物音に異様におびえるようになりました」

「パパー! 変なおじさんがきた!!」と体を硬直させて怯える由紀ちゃんを、中村氏は「大丈夫だよ」と必死になだめたという。

◆ついに起きた妻からの殺人未遂事件

 またあるとき、アメリカのプロジェクトが早く終わり、中村氏が夜12時に布団に入ると、先に就寝していた妻が突然に起き出し、「この野郎! てめえ、この野郎!」と枕を蹴り上げられた。

「驚いてリビングに行く妻を追うと、包丁を持って『浮気しやがって!』と怒鳴りながら、体の中枢部を突き刺そうとしてきました。トイレやバスルームを施錠して逃げても鍵を壊されてしまう。その時は万が一、私が刺されたら、子どもはどうなってしまうんだという気持ちで逃げ回りました」

 ルーフバルコニーに逃げても、鍵を壊し、ガラスを割って迫って来る。玄関から出ようとすれば、二重ロックを外そうとするうちに追いつかれてしまう。ついに逃げ場がなくなり、中村氏は和室だった子ども部屋に逃げ込んだ。しかし、柱とふすまの間から包丁を突き刺されて手を切られた。そうこうしているうちに子どもが目を覚ました。

「右手・右足でふすまを押さえて左腕で由紀ちゃんを『大丈夫だよ』と言いながら抱きかかえました。妻が和室に侵入してきたので、由紀ちゃんをかばいながら必死に逃げました。攻撃の際、包丁の先端は、由紀ちゃんの側頭部からわずか1センチもない状態でした。私が身をていして由紀を護らなかったら、側頭部に突き刺さっていました」

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