「お前んトコの契約全部切るぞ」取引先の“カスハラ中年”の顔色を一変させた上司の行動――大反響・総合トップ10
日刊SPA! / 2024年5月3日 15時44分
画像はイメージです
日刊SPA!で反響の大きかった2023年の記事をジャンル別に発表してきたが、今回は総合トップ10。初回とランキング発表時の反響をあわせて集計、本当にスゴかった記事を発表する。第7位はこちら!(集計期間は2023年1月~2024年3月。初公開2023年4月28日 記事は取材時の状況) * * *
お店や企業に対し、理不尽な要求や暴言など悪質なクレームを行うカスハラ(カスタマーハラスメント)。その多くはお客や消費者によるものだが、取引先の担当者の中にもカスハラまがいの態度でクレームを入れてくる者も。それも取引停止を脅しのようにチラつかせてくる場合も珍しくない。
建材メーカーで受注業務を担当する宮村正臣さん(仮名・31歳)も日常的にカスハラの被害に悩まされているひとり。少し声が高いせいか年齢以上に幼く思われるらしく、担当者の中には明らかに見下した態度を取る者もいるそうだ。
◆“要注意人物”への対応に苦慮
「なかでもひどかったのは私が勤める支社と同じ市内にある建設会社のアラフィフの担当者Mさん。その会社とは30年来の付き合いがあり、お得意様なのですがアナログな方で用件があるときは電話。
しかも、それならまだいいほうで直接会って話さないと気が済まないらしく、コロナ前は月に何度も先方に呼び出されていました。私の支社から比較的近い場所とはいえ、往復で40分はかかります。
一度、リモートでの打ち合わせを提案したのですが、『直接膝を突き合わせて話をするのが筋だろ!』って怒られました(苦笑)」
この取引先は宮村さんが受注担当になる数年前に代替わりして、先代の息子が新しい社長に就任。Mさんは彼が連れてきたそうだが、先輩社員から業務を引き継ぐ際に“要注意人物”と伝えられていた。
◆“社長と友達”アピールでマウントを取ってくる?
「先輩は私より2回り近く年上でMさんとほぼ同世代でしたが、『絵に描いたような横柄な人物』って。聞いてもないのに社長の学生時代からの遊び仲間だと自慢し、遠回しに『俺は社長の友達だから機嫌を損ねないように気をつけろ』と言われているように感じました。でも、ウチの社長ではなく自分の会社の社長と友達ってアピールされてもこっちには全然関係のないことなんですけどね(笑)」
相手はそれほど大きな会社ではなかったが、宮村さんが抱える取引先の中では大口。そのため、Mさんにせがまれて何度か接待したが、ここぞと言わんばかりに高い酒ばかり注文してきたという。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
なぜ定年退職した「エリサラ」はカスハラ常習犯になりやすいのか…60代男性が自白した「カスハラを始めた動機」
プレジデントオンライン / 2024年5月17日 10時15分
-
「それ、僕の仕事じゃないんで…」Z世代に多い“言われたことしかやらない”若手社員。強い自己愛ゆえの「自分は何でもできる」という幻想的万能感
集英社オンライン / 2024年5月10日 8時0分
-
「勝手にパスワード解除ハラ」「上司降格ハラ」…Z世代が本当に遭遇した新種ハラスメントの恐怖「夢ハラ」「ロンハラ」「ビルハラ」って?
集英社オンライン / 2024年5月7日 11時0分
-
高齢男性「俺はそもそも中央の人間だ」とカスハラに自慢を織り交ぜ→周囲から冷笑が漏れる事態に
オールアバウト / 2024年5月1日 22時5分
-
女性店員に怒鳴る“50代の男性客”。「迷惑だからやめろ」作業服の男が一喝した結果…
日刊SPA! / 2024年4月22日 8時54分
ランキング
-
1煮物だけじゃない!スーパーフード並みの栄養価「切り干し大根」の意外な食べ方
週刊女性PRIME / 2024年5月18日 8時0分
-
2キウイの皮を剥くのが面倒→皮ごと食べられます! 気になる毛の解決法も伝授、ゼスプリが明かすキウイの手軽な食べ方は?
まいどなニュース / 2024年5月18日 7時0分
-
3「ガラケーの使い方が分からない…」スマホ世代の新入社員が訪問先で“やらかした”大騒動
日刊SPA! / 2024年5月19日 15時54分
-
4軽自動車、20年で6割値上がり 初の平均160万円台が視野
共同通信 / 2024年5月18日 16時51分
-
5「バヤリースオレンジの瓶、製造中止」SNSで拡散 アサヒ飲料「そのような事実はない」と否定
ねとらぼ / 2024年5月18日 11時30分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください