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【新体操】フェアリーJ主将の鈴木歩佳が涙「支えてくれた方々に恩返ししたい」 パリ五輪出場逃すも前向く

スポニチアネックス / 2024年5月7日 21時42分

帰国した鈴木(右から3人目)ら新体操日本代表(撮影・中村 和也)

 パリ五輪大陸別予選を兼ねた新体操アジア選手権に出場した日本代表「フェアリージャパン」が7日、成田空港に帰国した。

 団体総合は2位で08年北京五輪から5大会連続出場を逃した。主将の鈴木歩佳(24=ミキハウス)は「キャプテンとして若い子たちを五輪に連れて行けなくて申し訳ない」と涙を流した。昨年の世界選手権では13位で五輪出場権を獲得できず。「キャプテンとしてやりがいがあった。これまで支えてくれた方々に恩返ししたい」と見据えた。

 21年東京五輪後、長年導いた山崎浩子氏が日本協会の強化本部長を退任。ロシアでの合宿を取りやめるなど日本型の強化を目指してきた。村田由香里強化本部長(42)は「急ピッチで大変な部分もあったが、今までで一番良い演技をすることができたと自負している」と堂々と話した。優勝したウズベキスタンが出場権を獲得したが、「1位ではなかったけれど、世界でも評価されるチームになった。実力は負けていなかった」と振り返った。

 個人総合でも松坂玲奈(23=東女体大)が3位、喜田未来乃(18=エンジェルRG・カガワ日中)は6位に終わった。新体操が初採用された1984年ロサンゼルス五輪以降で初めて日本勢が出場できないこととなった。松坂は「悔しい思いが残った。自分ができる力は発揮できた」と語り、喜田は「出し切れなくて悔しい。成長できた大会だった」と前を向いた。

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