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楽天2年目25歳の平良 初スタメンでプロ初安打!「ゴーヤーの日」に沖縄対決 秋田で宮城撃ち

スポニチアネックス / 2024年5月9日 5時33分

<楽・オ>4回、平良がセーフティーバントを決め、プロ初安打(撮影・篠原岳夫)

 ◇パ・リーグ 楽天4―1オリックス(2024年5月8日 秋田)

 気温9度と小雨の影響でやや湿気を帯びた秋田のグラウンドを、南国・沖縄出身の楽天・平良が50メートル走5秒9の俊足で駆け抜けた。

 「9番・左翼」でプロ初スタメン。それでも25歳は冷静だった。1点リードの4回先頭。「状況を見て、セーフティーが一番塁に出られるんじゃないか」。三塁前にノーサインでセーフティーバントを敢行した。2年目で初めてともした「Hランプ」。貴重な追加点につなげ「初ヒットより、塁に出られたことが一番うれしかった」と頬を緩めた。

 4日からロッテ・メルセデス、小島、オリックス・曽谷と3試合続けて左腕を攻略できずに3連敗。難敵・宮城攻略へ、白羽の矢が立ったのが、右打ちで同郷の平良だった。相手は3学年下で面識はないが、試合前には「沖縄の選手同士で特別な思いがある。実力は向こうが全然上ですが、なんとか一本打てるように」と意気込み、結果で示した。

 内野が本職だが、出場機会を増やすため、キャンプ中から外野にも挑戦。特守で大粒の汗を流しながら飛球を追った。対外試合では打撃でも猛アピール。キャンプの「野手MVP」に選出した今江監督も「しっかりと自分のやるべきことをやってくれた」と称えた。

 この日は5月8日で「ゴーヤーの日」。秋田名物きりたんぽについては「すみません…食べてないです」と苦笑いだが、故郷の味には「作り方によって全然味が違う。おばあちゃんやお母さんの作るゴーヤーチャンプルーは苦すぎず、絶妙なバランスがあるので好きです」とニヤリ。故郷から約2400キロ離れた北国で新たな一歩を踏み出した。(花里 雄太)

 ▽楽天の東北開催 球団創設20周年を記念して、今季は東北6県で1軍主催試合を開催する。この日の秋田でのオリックス戦を皮切りに、31日は福島でヤクルトとの交流戦。次いで6月28日は山形で西武戦、7月2、3日は青森、岩手の順でオリックスと2連戦を行う。本拠地の楽天モバイルパークを加え、同一年に6県全てで主催試合を開催できれば史上初。今季から就任した銀次アンバサダーは4月までに各県庁を表敬訪問し「東北を中心に野球の魅力、楽しさを伝えたい」と語っていた。

 ◇平良 竜哉(たいら・りゅうや)1998年(平10)7月9日生まれ、沖縄県うるま市出身の25歳。前原から九州共立大、NTT西日本を経て、22年ドラフト5位で楽天に入団。1年目の昨季は1軍出場なしも、フレッシュ球宴では3打数3安打1打点1盗塁と活躍し、優秀選手賞を受賞した。1メートル70、78キロ。右投げ右打ち。

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