【欧州CL】Rマドリード 88分からFWホセル2発で劇的大逆転勝利 激闘制し2季ぶり決勝進出

＜欧州CL準決勝第2戦　Rマドリード・Bミュンヘン＞後半、逆転ゴールを決め喜びを爆発させるFWホセル（中央）らRマドリードイレブン（ロイター）

　◇欧州CL準決勝第2戦　Rマドリード2―1Bミュンヘン（2024年5月8日）

　サッカーの欧州CL準決勝第2戦が8日に行われ、歴代最多14回の優勝を誇るレアル・マドリード（スペイン）は本拠でバイエルン・ミュンヘン（ドイツ）に2―1と逆転勝利。途中出場のFWホセル（34）が、0―1とリードを許し追い込まれた後半43分から2得点する大活躍で勝利に貢献。2戦合計4―3とし、ドルトムント（ドイツ）が待つ6月1日の決勝（ロンドン）へと2シーズンぶりに駒を進めた。

　チームは2―2の引き分けに終わった第1戦から先発メンバー1人を変更。出場停止から復帰したDFカルバハルがDFバスケスに代わって右SBでスタメン起用された。

　試合は前半13分にチャンス到来。右サイド素早いスローインからDFカルバハルがエリア内のFWビニシウスへ股抜きパス。そのまま右足でシュートを狙うもボールは惜しくも左ポストに阻まれゴールならず。さらにこぼれ球をFWロドリゴがダイレクトで押し込もうとしたが、GKノイアーに防がれ絶好機を逃した。

　0―0のまま後半へ折り返すと、FWビニシウスがサイドへと張り出し大暴れ。左サイドから何度も好機を演出するもGKノイアーの好守に阻まれ先制を逃した。すると、同23分に失点。カウンターからDFデービスにゴールを決められ、1点を追いかける展開となってしまった。

　同27分には自陣右CKのチャンスからゴールネットを揺らすもVARによってエリア内で相手選手を押し倒したとしてファウルと判定され、得点は取り消し。

　それでも同43分、FWビニシウスのシュートをGKノイアーがキャッチ出来ずこぼしたスキを見逃さず。諦めず詰めていた途中出場のFWホセルが押し込み、起死回生の同点ゴール。勢いに乗るチームは、さらにアディッショナルタイムにもFWホセルがゴールを決め劇的な逆転勝利。18度目となる決勝進出を果たし、国内リーグ制覇と合わせ“欧州2冠”へ王手をかけた。