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また近藤が決勝打!! ソフトバンクは球団最多ペースの今季5度目サヨナラ勝ち 王会長誕生日の前祝い

スポニチアネックス / 2024年5月20日 6時2分

<ソ・西>9回にサヨナラ打を放った近藤(撮影・成瀬 徹)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク2-1西武(2024年5月19日 みずほペイペイ)

 また、この男だ――。ソフトバンクは19日、西武戦で近藤健介外野手(30)が、移籍後初のサヨナラ打で逆転勝ちした。1―1の9回1死一、二塁で右越え二塁打。チームのサヨナラ劇は今季5度目。不動の5番は18日の逆転6号2ランに続く決勝打だ。チームは今季4度目4連勝で貯金は最多17、2位日本ハムとのゲーム差は今季最大の6。きょう20日に84歳を迎える王貞治球団会長へ、前祝いになった。また、パ3試合全てサヨナラ試合は14年9月20日以来10年ぶり3度目。

 結局また、この男が決めてくれるのではないか。近藤には今、そんな空気がある。ここぞで抜群の勝負強さ。歓喜の輪の中心となる姿が見慣れてきた。

 「最高ですね。劣勢から、こういう試合を取るのはチーム力の表れだと思う。最後、決められて良かった」

 1―1の9回1死一、二塁、カウント2―1から2番手アブレイユの直球を強振。打球は前進守備の右翼手の後方で弾む右二塁打で勝負は決した。0―1の1死二塁で柳田が右前へ同点適時打。「いいとこで回ると思ったけどギー(柳田)さんが同点にしてプレッシャーは半減した。外野は前進だし、越えたなと」。冷静だった。

 2度目の対戦だった西武先発の新人左腕・武内に8回まで3安打無得点。前回3日の対戦から16イニング連続無得点だったが、9回先頭で周東が右前打した直後に左脚がつった影響で緊急降板。「周東が出て(武内に)何があったか把握してないけど流れが変わった」と、小久保監督は連日のドラマを振り返った。

 近藤は対武内でも力を示していた。「直球も強くてコントロールもスキなし。いい投手です」と称えたが2回1死では四球、5回先頭でチェンジアップを右翼フェンス直撃打の一打を放つ。前回は3打数無安打だったが、きっちり攻略した。

 「打席ではまた、集中していた」と一面ピンク色の「ピンクフルデー2024」は意識しなかったが、17、18日は2試合連発で、最後は2試合連続決勝打となるサヨナラ打だ。この3連戦は打率・455、2本塁打、4打点で打率もリーグトップを守る・331だ。「イメージ通りにバットが出ています」と好調を実感している。

 チームは今季5度目のサヨナラ勝ちに加え、4度目の4連勝。小久保監督が「正直6勝6敗で御の字と思った」と語る交流戦前の西武戦は10勝2敗とした。本拠地では6戦全勝だが、5試合が1点差をものにしている。

 近藤は「投手がゼロを続け、ここぞで1人出たら“イケるぞ”となって同点ならば“勝ちだな”となる」とベンチに漂う逆転ムードを証言する。今季、実に14度目の逆転勝利。劣勢でも鷹は負けない。理由の一つに、近藤のひと振りもある。 (井上 満夫)

 《20日は王会長の誕生日 前祝いだ!!》

 20日に84歳を迎える王会長の最高の“前祝い”にもなるサヨナラ勝利だった。王会長は勝利のポイントとして9回先頭で右前に安打を放った周東を挙げ「大きかった。彼が出ると(俊足を警戒して投手は)平常心では(球を)放れないからね」と目を細めていた。また、相手先発の武内について「良かったね。うちのバッターがスイングをさせてもらえなかった」と語った。

 《今季5度目サヨナラ勝ち 50年以降の球団最多ペース》

 ○…ソフトバンクは今季39試合目で5度目のサヨナラ勝利。50年以降のシーズン球団最多となる99年の12回を上回るペースだ。

 ○…近藤は日本ハム時代の22年8月9日西武戦でサヨナラ本塁打して以来5度目のサヨナラ打。23年の移籍後は初。

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