【阪神】青柳晃洋 波に乗れず5失点で今季2敗目「自分の実力不足」
東スポWEB / 2024年4月26日 23時53分
阪神・青柳晃洋投手(30)が26日のヤクルト戦(甲子園)で先発登板。しかしながら今季最短の3回1/3、7安打5失点(2自責)の内容で降板し、今季2敗目を喫した。チームも2―8で大敗し、結果的に背信投球となってしまった。
初回は西川、丸山和、オスナをいずれも内野ゴロで三者凡退。上々の立ち上がりをみせた。だが2回1死からサンタナ、長岡の連打で一死一、二塁とされ、中村に右線適時二塁打を許し、先制点を献上。さらに二、三塁となり、武岡の左犠飛で2点目を許した。
悪夢は4回だ。長岡、中村の連打で無死一、二塁の場面で遊撃・木浪が併殺を焦ったのか痛恨の失策。満塁とピンチが拡大し、打席に立った相手先発の小川にストレートの押し出し四球を与え、0ー3とリードを広げられた。
これだけでは終わらない。続く西川には中犠飛を打ち上げられ、これで4点差。さらに中堅からの返球を中継した木浪が転送を止めようとしたボールが右手から離れてしまい、誰もいない一塁方向を転々(記録は失策)。悪い流れに拍車がかかって一死二、三塁となり丸山和に左前適時打を許し、スコアは0―5となった。この時点で阪神ベンチはたまらず2番手・漆原に投手を交代した。
「守乱」による「受難」という見方もできたが、試合後の青柳は「いつも守ってくれて助けてもらっている野手のミスをカバーできずに打たれてしまい申し訳ないです」とコメント。とはいえ、4回持たずに7被安打という結果には「自分の実力不足。結果として打たれてしまったという反省」と言い訳をしなかった。
5日のヤクルト戦(神宮)では、6回3安打3失点(自責2)で勝敗なし。相手打線から研究されるのはエースの宿命とはいえ〝らしくない投球〟であったのも事実だ。今季5度の先発で1勝2敗、防御率2・96という数字に悪い印象こそないが、今一つ波に乗ることができないのはもどかしい。
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