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【世代別】家族の食費は、平均ひと月どのくらい?

LIMO / 2021年12月2日 19時35分

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【世代別】家族の食費は、平均ひと月どのくらい?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が私たちの暮らしを一変させてから、早くも2年が経とうとしています。働き方や生活スタイル、お金の使いみちなど、さまざまな角度から生活を見直した人も多いことでしょう。

特に「食」については、買い物回数を控えてまとめ買いをしたり、お取り寄せやフードデリバリーブームが再燃したりなど、大きな変化があった方も多いのでは?

そこで改めて気をつけたいのが食費の増加です。これは若い世代だけでなく、年金世代の方にとってみても同じではないでしょうか(※編集部注)。

自炊に疲れてお惣菜やデリバリーなどに頼りすぎた場合、エンゲル係数(家計の消費支出に占める飲食費の割合)が思いのほか高くなっているかもしれません。

そこで今回は、世代別の家族の食費についてフォーカスしていきたいと思います。

【※参考記事】年金世代「みんなの食費」平均ひと月どのくらい?(https://limo.media/articles/-/26052)

世代別「ひと月の生活費」ってどのくらい?

まずは全体の支出額について、総務省統計局の「家計調査報告(家計収支編)二人以上の世帯―2020年(令和2年)」第3-2表をもとに、見てみましょう。

年齢階級別の二人以上世帯の消費支出

平均:27万7926万円

~29歳:25万6544円

30~39歳:26万7618円

40~49歳:31万5958円

50~59歳:32万9937円

60~64歳:29万3170円

65~70歳:27万4798円

70~74歳:24万6656円

75~79歳:23万977円

80~84歳:20万8996円

85歳~:20万413円

支出のピークを迎えるのは50代。

育ち盛りの子供がいる世帯では、食費や教育費、娯楽費にも出費がかさむことでしょう。リタイア層である60代以降は、徐々に支出が減っているのがわかりますね。

世代別「ひと月の食費」ってどのくらい?

では、同資料をもとに、本題の食費と併せてエンゲル係数も確認していきましょう。

年齢階級別の二人以上世帯の食費

平均:7万6440円(エンゲル係数:27.5%)

~29歳:5万7747円(22.5%)

30~39歳:7万1438円(26.7%)

40~49歳:8万3248万円(26.3%)

50~59歳:8万2673円(25.1%)

60~64歳:8万146円(27.3%

65~69歳:7万7893円(28.3%

70~74歳:7万3924円(30.0%

75~79歳:7万290円(30.4%

80~84歳:6万4866円(31.0%

85歳~:6万3244円(31.6%

食費のピークを迎えるのは40代。しかし、エンゲル係数が全世代の平均値を超えているのは65歳以降です。

60代から徐々に支出が減っているのに対して食費は大きく減らないことから、エンゲル係数だけが高くなっているのでしょう。

また、老後に家で過ごす時間が多くなれば、自然と「食」に重きを置く人が増えるのかもしれませんね。

みんなの食費「何に一番お金を使ってる?」

どの世代でも、食費の中で最も多く占めるのは「調理食品」です。お弁当やお惣菜などが含まれます。みなさん、調理食品に月々いくらくらい使っているのでしょうか。

■【世代別】ひと月の調理食品の購入金額

平均:1万757円

~29歳:7836円

30~39歳:9331円

40~49歳:1万987円

50~59歳:1万2365円

60~64歳:1万1714円

65~79歳:1万810円

70~74歳:1万459円

75~79歳:9753円

80~84歳:9474円

85歳~:1万544円

平均はざっと1万円強です。1週間で約2500円、1日で350円ほどでしょうか。1日に1~2品目は買ってきたお惣菜などを食べているイメージですね。

■「たまには外食で、ラクしたい!」

食費の中で上位だった「外食」の金額も見てみましょう。

平均:9587円

~29歳:1万3736円

30~39歳:1万4776円

40~49歳:1万4600円

50~59歳:1万2338円

60~64歳:9143円

65~79歳:6826円

70~74歳:5371円

75~79歳:4663円

80~84歳:3933円

85歳~:3631円

全世代の平均はざっと1万円弱です。

若い世代ほど外食にお金を使っています。お子様のいる世帯であれば、1回の外食で1万円を超えることもありそうですが、月の外食回数は1~3回程度のイメージでしょうか。

食費をおさえて、将来のための貯蓄に回そう!

毎日献立を考えて買い物に行き、料理をする。これって大変なことですよね。

「たまにはお惣菜や外食に頼っちゃおう!」という気持ちが湧くのは自然なことであると筆者は感じます。

そこで、楽する方法を少しだけ工夫して、楽しく節約してみましょう。

私の体験からしてみると、業務用の激安スーパーを活用したり、週末に家族みんなで協力して作り置きをしたりすれば、月々の食費をおさえられるかもしれません。

月々何千円という金額でも、浮いた資金を預貯金や資産運用に回すことができれば、将来の老後資金の貴重な種になることでしょう。

まずは家計簿と相談することから始めてみませんか?

参考資料

総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2020年(令和2年)」詳細結果表第3-2表(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20200&month=0&tclass1=000000330001&tclass2=000000330004&tclass3=000000330005&result_back=1&tclass4val=0)

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