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40代で「資産35億」築いた男の脅威の"ドケチ時代" 節約と副業で、13年で5000万の貯蓄を達成した

東洋経済オンライン / 2024年1月21日 12時0分

1.お金の重要性を感じた子ども時代

「1.お金の重要性を感じた子ども時代」これはマサニーさんの根っこであり、億万長者となった今でも、その感覚を残している。

「僕はもともと児童養護施設の出身で、今の親に拾ってもらったのが4歳の時です。その家庭も裕福というわけではなかったので、もうお金に困る生活はしたくないという気持ちは幼少時代から強く感じていました」

お金に困らないように生きたい、そのためにはいい大学出て、いい会社に入って……とぼんやりしたイメージがあったという。そこで、奨学金を借りて大学へ進学した。

「大学時代はアルバイトをしまくって月に20万以上稼ぐこともあり、奨学金は在学中に完済しました。食費を削るなどして節約しつつ、お金も遊びには使わず、時間があればとりあえずバイトといった学生生活でした」

真面目かつストイックに過ごしたことも幸いしたのか、当時は就職氷河期だったものの、比較的大手の企業への就職に成功。基本給はさほど多くはないが、残業代はしっかり付き、初任給で手取り25万円をもらったという。

2.稼いでコツコツ貯蓄したサラリーマン時代

ここからは「2.稼いでコツコツ貯蓄したサラリーマン時代」の段階に入る。

氷河期での就職はうまくいったマサニーさんだったが、それでも、すぐに貯金がうまくいったわけではなかった。

「大学時代は稼いで節約をして授業料を払わなくちゃいけない使命感があったから頑張ったんですけど。社会人になった頃には奨学金は返済が終わっていたので、解放感からしばらくは好きに散財していました」

散財といってもさすがに手取り25万円なので、すごく豪華なことはしていない。コンビニでジュースをためらわずに買ったり、旅行に行ったり、外食に行ったり、そういった日々の散財で大きな喜びを感じたという。「生きるって楽しいんだなという解放感がありました」と振り返る。

稼いだ給料でひたすら自由を謳歌した。しかし、そんな生活も数カ月楽しむと、少し不安を覚えるように。ニュースで老後問題が取り上げられているのを見て、自分は大丈夫か、と危機感を抱いた。

「これから収入は増えるかもしれないけど、支出も多いままだと結局貯蓄ができず、老後生活していけるか不安になりました。あと、大学時代のバイトでの貯蓄が数十万円あったんですけど、それも減ってきてしまい、裕福じゃなかった頃へ戻るんじゃないかという怖さがありました」

手取り25万円のうち、半分近くを貯蓄

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