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友だちとの会話に自信のない子が上手く話すコツ 自分から話さなくてもOK、相手の話を否定しない

東洋経済オンライン / 2024年4月2日 15時0分

ただし、質問するにしても、相手のいやなことについてたずねるのはやめようね。大切なのは、「相手がよろこんで答えてくれそうなことを見つけて、質問する」ことです。

POINT 聞く人がうまいから話はおもしろくなる!

軽く声をかけてみる

<友だちになりたい。なんて話しかけようかな……>

基本)「ねえねえ、何が好き?」と質問しよう

できる!)「いっしょにやろう」と声をかけよう

これだけでもOK)相手が話し始めたら「おもしろそう!」と聞いてあげよう

<「ねえねえ」って声をかけてみよう>

友だちになるためのきっかけは、やっぱり話をすることかな。 でも、いきなり「友だちになってください!」なんて話しかけると、相手もとまどってしまうかもしれないね。

ぼくのおすすめとしては、「ねえねえ」という感じで、軽く声をかけてみることです。たとえ一度も話したことがなくても、「ねえねえ」と言われたら、思わず「なに?」「どうしたの?」って答えますよね。

そうしたら、「何か好きなものある?」と、相手の好きなものを聞いてみてください。または、「○○っていうアニメ、好き?」「じゃあ、〇〇っていうユーチューブ動画は好き?」といったように、きみが好きなものを二つぐらい言ってみてほしいんだ。もし、「わたしも好き!」と言ってもらえたら、好きなものの話題でもりあがれるので、一気に友だちになれるはずだよ。

<相手が好きなものに「おもしろそう!」と言ってあげる>

もし、相手の好きなものをきみが知らなかったとしても、「それっておもしろそう! どんなものか教えて」と言えば、「知らないけれど興味はある」という気持ちを伝えられて、話を続けられます。

ここで大切なのは、相手の好きなものに、「いいね」と言ってあげることなのです。それだけで、相手はうれしくなるものなんだ。

そして「どんなところが好きなの?」なんて聞いてあげれば、相手は「自分の好きなものを応援してくれる人なんだ」と思って、たくさん話をしてくれますよ。

反対に、きみが「○○が好きなんだよね」と言ったときに、相手から「興味ない」と言われることもあると思います。そんなときには、「じゃあ、何が好きなの?」と、聞いてみましょう。

どんな場合でも、相手の話を否定せずに「いいよね」と認めたり、「何が好きなの?」と好きなものを聞いたりすることで、会話の流れをつくることが、友だちになるためのいい方法だと思います。

いっしょに何かをやろう

すでに友だちになっているけれど、まだちょっとよそよそしくて、「もっと仲よくなりたいな」なんて思っているなら、何かかんたんにできそうなことについて、「いっしょにやってみない?」と声をかけてみたらどうかな?

たとえば、授業で理科室や音楽室など、教室を移動するときに、「いっしょに理科室に行かない?」などとさそってみると、それだけでとても仲のいい友だちのような感じになります。

「さそっても、断られないかな?」と不安になるかもしれないけど、その場ですぐできることであれば、断る人は、あまりいないと思います。だいたいの人は、「うん。いいよ」「いっしょにしよう」と言ってくれるはずです。

それで、実際にいっしょに遊んだり、教室を移動したり、勉強をしたりすると、それだけで仲のよさのレベルがグンと上がっていくものなんです。

POINT 相手の好きなものを大事にしよう

齋藤 孝:明治大学教授

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