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東大生が断言「定期テスト軽視する」は危険なワケ 効率が上がる授業の聞き方・復習方法も伝授

東洋経済オンライン / 2024年4月13日 11時10分

僕も仕事柄多くの生徒たちに話を聞くのですが、「隣の席の子は毎回、同じように授業を聞いて、部活もやっていて、勉強時間は自分より少ないはずだ。それなのに、いい点数を取っている。一方で、自分はいい点が取れていない……。一体なぜだ!」と悩んでいる生徒たちはとても多いです。

でも、この違いを生んでいるのは、生まれつきの頭の良さの違いではありません。実はちょっとした意識の差です。

テストで出る形式を考えながら、授業を聞く

その差というのは、「定期テスト本番だったら、どうやって問われるか?」ということを意識しながら勉強できているかどうか、だと思います。

頭のいい人は授業中に何を考えているのでしょうか。例えば、授業で先生が英単語を教えたときに、こんなふうに考えます。

「ああ、この単語は定期テストでこんな問題として出題されそうだなぁ」

「ってことは、ここは2つセットで覚えておかなきゃいけないよな」

と。

要するに、テストで出る形式から逆算した勉強を積み重ねているのです。

どう出題されるかがわかっていれば、効率的に勉強できます。例えば「次の定期テストは4択問題の試験だぞ!」と言われたら漢字は覚えなくていいですよね。

記述式の問題ではないので、選択肢の中から正解を選べばいいだけなのですから。逆に「記述式だぞ!」と言われたら、漢字が答えられるかどうかも確認しなければなりません。そうでないと点数につながらなくなってしまいます。

「今の勉強が、どんな問題になるのか?」

これを意識して先生の話を聞いていれば、「あ、今のは、覚えないと」「ここ、試験に出そうだな」とわかるようになります。

「山を張る」という言葉がありますが、それが成立するのはきちんと授業で「どこが出そうか」を意識して聞いている人です。

おすすめの勉強法は「これ、問われそうだな」という単語や事項を、1冊のノートにまとめてメモをする、というやり方です。

そのメモに軽く説明を加えます。説明を読んだら、その単語が答えられるかどうかを、チェックしていくわけです。

そうすると、少なくとも「覚えなければならないこと」で点を落とすことはなくなります。正直、難関の中高でなければ、たいていの科目はこれでクリアできます。

色付きペンを駆使して、復習用ノート作る

覚えるべきことを覚えても点数が取れない試験なんて、そうそうありません。定期テストであれば、これで十分対応可能なのです。

覚えたい箇所は、オレンジのペンやピンクのペンで書いていきましょう。こうすれば、赤いシートで消すことができます。復習するときに、自分で問題を出すことができるようになります。

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