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「小学校を3カ月で辞めた」エジソンの驚く勉強法 牧野富太郎や森毅ら偉人たちの学習法を紹介

東洋経済オンライン / 2024年4月30日 14時0分

エジソンの才能を開花させた母の教育方法とは?写真はイメージ(写真:Kampus / PIXTA)

歴史に名を刻む偉人たちは、型破りな個性を持つがゆえに、学校生活になじめないということが珍しくない。その代表的な例が、アメリカの発明王トーマス・エジソンだろう。わずか3カ月で小学校を中退。母ナンシーが教師役となり、家庭学習によってその才能を開花させる。だが、具体的にエジソンがどんなふうに勉強をしたのかは、それほど知られていない。

学校での勉強が苦手だった偉人たちは、どのように勉強したのか――。マネしたらヤバい勉強法から実際に使える独学術まで、偉人100人の勉強法をまとめた、著述家の真山知幸氏が上梓した『ヤバすぎる!偉人の勉強やり方図鑑』を一部抜粋・再構成し、その勉強法を紹介する。

初歩的なテキストをすべて自分で試したエジソン

「なぜ、うちの息子はもっと普通に育ってくれなかったのだろう?」

【イラスト】発明だけではなく宣伝でも能力を発揮していたエジソン

トーマス・エジソンのお父さんは、きっとそうため息をついたことでしょう。

落ち着きがないエジソンは、運河でおぼれかけたり、穀物倉庫のなかに落ちて窒息しかけたりと、トラブルを起こしてばかり。6歳のときには「ただどうなるか見たくて……」という理由で、自宅の納屋に火をつけたというから、もうメチャクチャ! 

実は、エジソンのとっぴな行動は好奇心のあらわれでしたが、周囲の大人たちには、それが理解できませんでした。

小学校の先生も、「なぜ空は青いの?」「1プラス1はなぜ2になるの?」と、そぼくな質問を繰り返すエジソンにはお手上げ状態。ダメ生徒として扱いました。

そんなエジソンを見放さなかったのが、お母さんのナンシーです。元教師だったナンシーは、エジソンが学校の教師からバカされていることを知り、激怒。小学校を辞めさせています。 

家で勉強することになったエジソンは、一冊の本に夢中になりました。それは『自然・実験哲学概論』という初歩的な科学のテキストです。この本には、誰でもできそうな実験がたくさん紹介されていました。

なんと、エジソンはこの本に載っている実験を全部試してみたのです。そのために、おこづかいも全部、薬品につぎこんでしまいました。

文字だけではなく、自分の体験を通じて、科学的な知識を身につけたエジソン。やがて、こんな具体的な目標を立てて、発明に挑むようになります。

「小さな発明なら10日に1つ。大きな発明なら半年に1つ。世界中の大人も子どももほしがる、役に立つ日用品を、誰でも買える値段で提供すること」

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