本州―九州の新ルート「関門海峡の新橋」いよいよ具体化へ 国土の大動脈の“弱点” 代替路で克服へ
乗りものニュース / 2024年5月16日 8時12分
どれかが途切れると大変なことになってます。
「下関北九州道路」調査結果を自治体へ下ろす
国土交通省と山口県、福岡県などは2024年5月10日、「下関北九州道路」の都市計画の参考となる図面を、都市計画決定権者(山口県、北九州市)に送付したと発表しました。関門海峡を渡る新たなルートが、実現へ向けて一歩進みます。
下関北九州道路は、関門海峡を渡る道路としては国道2号関門トンネル、高速道路の関門橋に次ぐ3本目、鉄道を加えれば5本目になります。これまで国や山口県、福岡県、下関市と北九州市が連携してルートの調査を行ってきました。その結果をもとに今後、都市計画決定権者においてさらに具体的な検討が進みそうです。
すでにルート帯も決定しており、下関と門司を結んでいる既存ルートよりも西側、下関市内の彦島と、北九州市街地の小倉を直結するものに。延長は約8kmで、活断層の影響を考慮して海峡部は約2.2kmの吊り橋が想定されています。設計速度は80km/h、4車線で整備される見込みです。
さらに、2022年には「重要物流道路」の計画区間に指定されており、早期整備を求める機運が高まっています。
関門国道トンネルは1958年、関門橋は1973年と、いずれも完成から半世紀が経過し、老朽化による損失への懸念が高まっています。下関と北九州のあいだは市民が日常的に移動しており、事故や工事などでどちらかが寸断され、大渋滞を経験する人も少なくないようです。
下関北九州道路建設促進協議会は、「関門トンネル及び関門橋が交通遮断された場合の経済損失額は1年間に約14兆円(間接被害のみ)」と試算。下関北九州道路には、物流や観光などへの影響もさることながら、関門海峡の代替路確保の意味合いに期待が寄せられています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
関門海峡「第3のルート」 国内最大級のつり橋計画を住民に説明
毎日新聞 / 2024年5月30日 20時28分
-
橋は「つり橋」形式で海峡部は2.2キロ…下関と北九州を結ぶ下関北九州道路 ルート素案の説明会はじまる
KRY山口放送 / 2024年5月30日 18時0分
-
関門海峡またぐ2本目の橋、柱の間1キロ超の巨大つり橋…「明石」以来30年ぶりビッグプロジェクト
読売新聞 / 2024年5月30日 5時0分
-
本州~九州つなぐ新ルート「下関北九州道路」建設スタートへ加速!大渋滞の「関門トンネル」に念願の”小倉直結バイパス”いよいよ都市計画決定へ
くるまのニュース / 2024年5月13日 16時40分
-
「下関北九州道路」は都市計画手続きに着手へ
KRY山口放送 / 2024年5月10日 20時9分
ランキング
-
125年末まで減産延長=油価下支えへ―OPECプラス
時事通信 / 2024年6月2日 23時29分
-
2「富士山を黒幕で隠す」日本のダメダメ観光対策 「オーバーツーリズム」に嘆く日本に欠けた視点
東洋経済オンライン / 2024年6月2日 8時0分
-
3なけなしの貯金と「年金月14万円」で暮らす70代女性、冷房代が払えず「“タダで涼める”スーパーへ避難生活」が続くも…「店長のひと言」で人生が一変したワケ
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月29日 9時0分
-
4万博「経済効果」は2.9兆円? 国と民間、大阪府市で異なる予測の数字なぜ
産経ニュース / 2024年6月2日 18時43分
-
5PIAAからヘッド&フォグ用LEDバルブ 6000K「超高輝度」シリーズ・5製品が登場
レスポンス / 2024年6月2日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください