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井上尚弥、王座返上の可能性浮上 大橋会長「4団体統一したので」 9月次戦は関東が有力

THE ANSWER / 2024年5月7日 17時16分

一夜明け会見に登場した井上尚弥【写真:浜田洋平】

■衝撃の逆転TKOから一夜明け会見

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、4団体防衛から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は34年ぶりの東京Dボクシング興行で指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)に6回1分22秒TKO勝ち。初回に試合では人生初ダウンを喫しながら3度奪い返して逆転勝ちし、4万3000人の観衆を熱狂させた。陣営の大橋秀行会長はこの日、指名試合が求められる状態が続くため、王座を返上する可能性を示唆した。

 激戦を終えたばかりの井上だが、次戦はどうなるのか。陣営は9月頃に想定し、WBO&IBF世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)と交渉していく。開催地は関東圏かという質問に、大橋会長は「はい」と返答。4団体のベルト保持について「こだわらないかもしれません」と話した。

 ボクシングでは王者が強くはない相手を選び続けることを避けるため、各団体から一定の期間内にランキング上位選手との対戦を義務付ける「指名試合」がある。対戦を避ければ王座剥奪。今回のネリもWBC1位で井上への指名挑戦権を持っていた。通常の王者なら数試合に一度だけ指名戦を消化すればいいが、井上は4つもベルトを持つ。各団体に対戦を待つ上位選手がいる状況だ。

 WBOとIBFで1位のグッドマンと対戦すれば両団体の対戦義務はクリアできるが、WBAは元王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が1位として控える。WBAの意向次第では井上は4団体統一王者ではなくなってしまうが、大橋会長は「一度(4団体統一王者に)なったので」と肩書きに固執しないことを強調し、「(対戦を)待たされる気持ちもわかりますから」と返上を示唆した。

 世界的にも統一王者が肩書きにこだわらず王座を返上することは多い。

 大橋会長によると、年内にはサウジアラビアや英国など海外開催のプランもあるという。「階級はしばらく留まると思います」と説明した。一方、井上は「大橋ボクシングジム30周年に東京ドームで試合ができたけど、ジムも、井上尚弥も集大成じゃない。今後のキャリアを加速させる試合だった。まだまだ熱い試合をしたいので期待してほしい」と夢を膨らませた。(THE ANSWER編集部)

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