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『陰陽師0』佐藤監督、山崎賢人の美しい所作に惚れ惚れ「指が長くて見とれるような形」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月9日 18時17分

 俳優の山崎賢人(※崎は「たつさき」)が9日、都内で行われた映画『陰陽師0』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。サプライズ登壇した原作者の夢枕獏からメッセージとイラストを描いた色紙をプレゼントされ、「嬉しいです。額に入れて飾ります」と感激の表情を見せた。夢枕は、山崎演じる安倍晴明像について「これいけます」と監督に話したことを明かしていた。

 本作は、平安時代に実在した呪術師・安倍晴明の活躍を描くシリーズ累計発行部数700万部を超えるベストセラー小説を原作に、晴明が陰陽師になる前の学生時代を描いたオリジナルストーリー。『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』『アンフェア』シリーズの佐藤嗣麻子が監督・脚本を務めた。イベントには共演者の染谷将太、板垣李光人、佐藤監督も登壇した。

 公開から3週間が経ち、本作を鑑賞した観客の感想などが紹介されると、山崎は「今回呪術を習得したんですけど、難しかったです。でも呪術を体現できてよかったです」と呪術シーンの撮影を述懐。「手の動きと呪文を同時にやるのが難しかったです。指の形も特徴的で、普段使わない形が多く、手が硬いのでほぐしながらやるのは大変でした」とも。

 佐藤監督はそんな山崎について「指が長くて、みなが見とれるような形だなと思いました」とその美しい所作や決めポーズを絶賛。「ラストの戦いのところで、静かな表情で怒りを込めた演技をしているんですが、編集していて“すごい”って思いました。あそこは感動しました。ものすごいことやっているなって」と山崎の演技力にも触れ、これに山崎は「晴明らしい怒りの表現ができたらいいなと思って演じていました。確実に恨みを晴らす晴明らしさを意識しました」と話す。

 山崎は本作でグッときたというシーンについて聞かれると「(板垣演じる)帝の周りの女の人たちが晴明の悪口を言っている時に、(染谷演じる)源博雅が“そんな人じゃない”とかばうシーンはグッときました」と言い、「自分のために怒るのではなく、誰かのために怒るのはアツいなって」とその理由を明かす。染谷もそのシーンを「覚えている」と懐かしげに回顧。山崎が現場で「開運召喚!」や呪術シーンの練習をしていたことを紹介し、「現場でも練習されていて、なかなかないよねって思いました。(怒りを込めた演技も)賢人君にしかできない唯一無二の演技だと思いました」と圧倒された様子だった。
 
 夢枕がサプライズ登壇すると、山崎演じる晴明について「今までと違って若い晴明と聞いてこちらも楽しみがありました。いろんな安倍晴明をみなさん、心に抱いていると思いますが、その安倍晴明と外れていないと思いました。これいけますよって監督に言いました」と感激したことを明かし、山崎も「原作の博雅と晴明の二人の独特のやり取り、正反対だけど一緒な感じが愛おしいと思いました。そういう関係性含めて、実写化するにあたり、染谷君と話し合いながらやれて楽しかったです」と原作の魅力に触れていた。(取材・文:名鹿祥史)

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