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【要注意】自宅に「エコキュートの無料点検をします」と突然の来訪! 悪徳業者の「詐欺」の場合もあるの? 正規業者との見分け方や注意点を解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月22日 5時0分

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筆者の自宅にも「エコキュートの無料点検を行っています」と業者がたびたび訪れます。筆者は実際に無料点検を受けたことはありませんが、「悪質な業者もいる」という情報を耳にしました。エコキュート自体は定期的なメンテナンスが必要なため、「無料点検=詐欺」とは限りませんが、注意が必要なケースもあるようです。   本記事では、悪徳業者の手口を紹介し、正規の業者と悪徳業者の見分け方について解説します。

無料点検をうたった詐欺の手口

まずは、エコキュートの無料点検をうたった悪徳商法について紹介します。悪質な点検業者は「エコキュートの無料点検をします」「点検方法を教えます」と突然訪問し、点検後に不安をあおって商品やサービスを契約させようとします。エコキュートの悪徳商法で勧められる商品やサービスは、次のようなものがあります。

●不必要な部品交換やエコキュートの買い替え
●エコキュートとは無関係な浄水器やフィルターの購入
●取扱説明書にない有料のお掃除サービス

どのように勧誘してくるのか、順番に解説していきます。
 

不必要な部品交換やエコキュートの買い替え

無料点検後に、「○○の部品が故障している」などの不具合や故障を指摘し、今すぐ交換するよう勧める商法です。「今交換しないと、突然お湯が使えなくなる」などと不安をあおり、その場での契約を勧めてくる場合は要注意です。実際に故障がなくても「故障している」と指摘するケースもあります。
 

エコキュートとは無関係な浄水器やフィルターの購入

エコキュートの点検だけではなく、「水道管が汚れている」などと理由をつけて、浄水器やフィルターの購入を勧めてくるケースもあります。さらに、浄水器の設置と太陽光発電の設置を同時に行うとより割引が効いてお得に設置できるなど、エコキュートとは無関係な提案をしてくることもあるようです。
 

取扱説明書にない有料のお掃除サービス

無料点検の結果「タンクの内部が汚れている」と不安をあおり、有料のお掃除サービスを提案します。定期的な水抜きや掃除は必要ですが、メーカーの取扱説明書に記載の方法以上の掃除を、その場で契約させる場合は注意しましょう。
 

悪徳業者の見分け方

では、どのような点に気をつければエコキュートの正規の点検業者と悪徳業者を見分けられるのでしょうか。悪徳業者の大きな特徴は次の3つです。

●事前に訪問の案内がない
●その場で契約を勧めてくる
●訪問時間帯が夕方~夜

これらに当てはまっても、必ずしも悪徳業者であるとは限りません。しかし、自分の身を守るために、この3つに当てはまるときにはすべてをうのみにせず、毅然(きぜん)と対応してください。
 

事前に訪問の案内がない

エコキュートの販売店やハウスメーカーなどによる正規の点検の場合には「突然訪問」は基本的にはありません。事前にはがきなどで「定期点検のお知らせ」などの通知が届きます。「この近くで工事している」など理由をつけて、突然訪問してくるだけでも悪徳業者である可能性が高いといえます。
 

その場で契約を勧めてくる

無料点検後に前記のようなサービスや商品を勧めてきたときに、「今なら割引があります」「今日限りの特典です」など、契約を急がせる場合は注意しましょう。割引があってもその場では契約せず、複数の販売店から見積もりを取りましょう。また、特定商取引法では、訪問販売で「契約や購入をしない」と意思表示した人に対して、引き続き勧誘したり、再度訪問・勧誘したりすることは禁止しています。不要な場合にはハッキリと「いらない、契約しない」旨を伝えることが大切です。
 

訪問時間帯が夕方~夜

正規の点検業者は事前に電話等で約束し、朝9時頃~17時頃など日中に訪問することがほとんどです。悪徳業者の場合は、在宅の可能性が高い18時頃~21時頃に突然訪問してくることが多いでしょう。また筆者のケースでは、インターホン越しに「○○ホームです。玄関先までお願いします」と、目的を告げずに呼び出す方法を使っていました。しかし、特定商取引法では訪問販売の際に必ず「事業者の氏名または名称」「勧誘の目的で来訪した旨」「商品やサービスの種類」を明らかにする必要があります。インターホン越しに、まずは用件を聞いてみると良いでしょう。
 

まとめ

エコキュートには、水抜きなどの定期的なメンテナンスが必要ですが、点検を行うのはほとんどの場合エコキュートを購入した販売店や、住宅メーカーなど正規の業者です。突然連絡なしに訪問し、不安をあおって無料点検を受けさせたり、点検後にさらに不安をあおって商品やサービスをその場で契約させたりする場合は悪徳業者である可能性が高いでしょう。
本記事で紹介した「見分け方」を参考に、悪質な訪問販売から身を守ってくださいね。
 

出典

e-Gov法令検索 特定商取引に関する法律
 
執筆者:古澤綾
FP2級

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