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役職に就いているため休日出勤しても「残業代」が出ません。不公平に感じます…。どれぐらい「損」をしているのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月8日 10時30分

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会社で出世を続け、役員まで上り詰めると喜びもひとしおです。日々の業務でつらいことも多くあるものの、自身の働きをダイレクトに会社に貢献できたり、部下の育成に力を注げたりと魅力もあることでしょう。また、仕事をする上でやりがいとプライベートのバランスはとても大切です。   しかし、役職につき役員になると労働者の概念から外れるため、休日出勤しても手当が出ないデメリットもあります。今回は役職者(役員)になった方が休日出勤する場合、どれくらいの金額を損しているのか計算します。

管理職の平均時給で計算した場合、休日出勤するとどれぐらい損をしている?

今回は管理職を時給3000円と仮定して毎週土日とも午前9時から午後5時まで7時間ずつ休日出勤した場合に損をした金額を紹介します。具体的には下記のとおりです。
 
3000(円)×7(時間)×2(日)=4万2000円
 
管理職の平均時給で毎週土日に無償で休日出勤した場合、1ヶ月(4週と仮定)に17万円程度損をすることが分かります。出勤は仕方がありませんが、金銭が発生しない場合はできる限り避けたいでしょう。
 

休日出勤するリスク

休日出勤は働き損となるだけでなく、さまざまなリスクも伴います。ここでは休日出勤がもたらす2つのリスクを紹介します。
 

トラブル時に対応が難しい

自分のみが休日出勤していた場合、トラブルの際に助けを求められない可能性があります。例えば、現場仕事において遅れている作業がある場合、休日に出勤します。他に誰もいない状況でけがをしてしまうと、助けを求めることができません。一人では対処できないけがの場合、命に関わる可能性もあるでしょう。
 

部下が休日出勤ありきで動いてしまう

役員と従業員の距離が近かったり、役員がプレイヤーとして業務を担っていたりする現場では、業務の進捗によって休日出勤で補うこともあるでしょう。その場合、部下があなたの休日出勤ありきで動いてしまう可能性があります。
 
例えば、納期よりも遅れて業務が進んでいても「◯◯さんが休日出勤で片付けてくれるから大丈夫だろう」と甘えられてしまうことも考えられます。企業規模が小さい場合は特に注意が必要です。
 

役員は休日出勤で賃金が発生しないの?

原則として、企業の役員は休日出勤したとしても賃金が発生しないようです。厚生労働省 東京労働局によると、「管理監督者はその職務の重要性から、地位、給与、その他の待遇において一般社員と比較して相応の待遇がなされている」と述べています。
 
役員は企業によって役員手当という形で別途賃金を受け取っているケースがあるため、一概に損をしているとは限らないでしょう。
 

役職者であってもワークライフバランスは大切にしよう

役職者になると、責任感の重さからほかの従業員が担いきれなかった業務を負担したり、よりいい企業運営のために休日に出勤したりすることもあるでしょう。
 
しかし、仕事に注力し過ぎると自身の健康を損ない、家族との時間を取れず家庭内不和などのトラブルにつながる可能性があります。ワークライフバランスを上手に保ちながら会社に貢献しましょう。
 

出典

厚生労働省 東京労働局 しっかりマスター労働基準法-管理監督者編-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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