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お金の問題で「上京する若者」が激減!?東京と地方での「物価」の違いはどれくらい?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月8日 21時10分

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地方から上京するにあたって「東京は物価が高いと聞くので不安」「地方と比べてどれくらい生活費がかかるのか分からない」と思われる方も多いでしょう。   特に学生だと、東京での生活費が今とどれくらい変わってくるのかが大きな問題になる方も多いはずです。   本記事では、東京都23区と鹿児島市の消費者物価指数を比較し、本当に地方より東京のほうが物価が高いのかをご紹介します。

最も物価水準が高いのは東京都

総務省が公表した「消費者物価地域差指数~小売物価統計調査(構造編)2022年(令和4年)結果~」によると、最も物価水準が高いのは東京都で、全国平均を100とした場合で「104.7」となっています。
 
東京都の物価水準が最も高いのは10年連続で、2013年の「105.2」から大きな変化はないことが分かります。
 
物価水準が2番目に高い都道府県は神奈川県で「103.1」、3番目が北海道で「101.1」です。
 

東京都都区部と鹿児島市の消費者物価指数の差は?

同資料より、物価水準の傾向を都市別に見てみると、東京都のうち特に物価水準が高いのは東京都区部の「105.5」です。
 
一方、鹿児島市の物価水準は「96.8」となっており、東京都区部との差は「8.7」となります。鹿児島市の物価水準は全国順位でいうと50位なので、その差の大きさが分かるでしょう。
 
東京都区部と鹿児島市の「家賃を除く総合」と「食料」の消費者物価指数を表1にまとめたので参考にしてください。
 
表1

東京都区部 鹿児島市
家賃を除く総合 103.2
(全国順位1位)
97.5
(全国順位50位)
食料 103.2
(全国順位3位)
98.4
(全国順位43位)

※総務省「消費者物価地域差指数~小売物価統計調査(構造編)2022年(令和4年)結果~」を基に筆者作成
 

東京の「都市部ならではの魅力」とは?

東京は地方より物価が高いため、その分生活費がかかることが予想されますが、都市部ならではの魅力も多いはずです。
 
例えば、大学や企業の数が多い分、選択肢が豊富であることが挙げられます。地方の大学にはない学部を選んだり、都市部に多いクリエーティブ系の企業で仕事をしたりすることも実現できるかもしれません。
 
また、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると東京は全国でもっとも賃金が高く、平均の31万1800円を上回る37万5500円となっています。その分物価も高く、稼ぎも多くなる可能性があるでしょう。
 

東京の物価は高いが都市部ならではの魅力もある

地方に住んでいると「東京は物価が高い」というイメージがあると思うので、特に学生はお金の問題で上京をためらう方も多いでしょう。
 
実際に総務省の調査によると、全国で最も物価水準が高いのは東京都区部ということで、地方の鹿児島市と比較するとその差が大きいことが分かります。
 
しかし、東京には東京ならではの魅力も多いため、上京してからの生活を想像したうえで、お金の問題を解決できる方法はないか考えてみるとよいでしょう。
 

出典

総務省 消費者物価地域差指数
 -小売物価統計調査(構造編)2022年(令和4年)結果-

厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (10)都道府県別にみた賃金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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