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リバプールの補強ポジションは“中盤でない” 海外の敏腕記者が指摘「CB、攻撃陣」

FOOTBALL ZONE / 2024年5月9日 11時20分

■中盤の大型補強より別ポジションの必要性を熱弁

 イングランド1部リバプールは、2023-24シーズン限りでユルゲン・クロップ監督が退任することを発表している。新シーズンからはオランダ1部フェイエノールトのアルネ・スロット監督の新監督就任が有力視されるなか、選手入れ替えも噂も。移籍のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏が、リバプールの補強ポジションについて語っている。英メディア「GIVE ME SPORTS」が報じた。

 これまでクロップ監督の退任に伴い、リバプールは新たな中盤の選手を補強すると報じられてきた。そして日本代表MF遠藤航の去就が取り沙汰されてきたが、ロマーノ氏は補強ポジションが中盤ではないと指摘する。

 1年前、クロップ監督はMFジョーダン・ヘンダーソン、MFジェームズ・ミルナー、MFファビーニョ、MFナビ・ケイタ、MFアレックス・オクスレイド=チェンバレンの退団を見届け、新たにMFドミニク・ソボスライ、MFアレクシス・マック・アリスター、ライアン・フラーフェンベルフ、MF遠藤航を補強した。刷新された中盤は見事に機能し、今季のプレミアリーグでトップ4フィニッシュを決めている。

 来季の補強についてロマーノ氏は「リバプールには異なる優先順位がある。新しいセンターバック(CB)、攻撃陣の新しい選手だ。中盤の大型補強よりも、これらのポジションが注目だ」と伝えている。

 実際に今夏の移籍市場では、リバプールはDFジョエル・マティプとDFジョー・ゴメスがクラブを離れると見られている。その場合、DFフィルジル・ファン・ダイク、DFイブラヒマ・コナテ、DFジャレル・クアンサーに続く、4番目のCBが必要になる。そして、ロマーノ氏はポルトガル1部スポルティングのDFゴンサロ・イナシオがその候補になっていると22歳のポルトガル代表DFの名前を挙げた。

 また、前線ではウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを放出する動きが強まっており、来季で契約満了を迎えるエジプト代表FWモハメド・サラーのサウジアラビア移籍も伝えられている。そのため昨夏の中盤に続き、今夏はアタッカー陣の入れ替えがテーマになるかもしれない。

 リバプールが2024-25シーズンに向けて、どのようなチーム編成となるか。遠藤の去就とともに注目したい。(FOOTBALL ZONE編集部)

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