日本女子サッカー界に新星 「スケールがデカい」170cm超長身FWに海外注目「他を寄せ付けない」

■16歳FW津田愛乃音は対戦で2ゴールの活躍

　U-17女子日本代表（リトルなでしこ）の16歳FW津田愛乃音（マイナビ仙台レディースユース）は、インドネシアで開催されているU-17女子アジアカップのグループリーグ初戦タイ戦（4-0）で2得点を挙げ、アジアサッカー連盟（AFC）も「他を寄せ付けない！」と注目している。

　日本はタイ戦の後半6分にMF眞城美春、同20分にMF榊愛花がゴールを挙げ2点をリードすると、後半開始から途中出場の津田が躍動する。

　同24分、眞城のパスカットのボールをうしろ向きで受けた津田は反転。背負った相手DFをものともせず、右足を振り抜くと、ボールは左ポストに当たってそのままゴールネットを揺らした。

　さらに、後半42分には右サイドから上がった高めのクロスに頭で合わせてこの日2点目。公称171センチの恵まれた体格を生かし、2ゴールで存在感を示した。

　2007年生まれの16歳である津田は、2023-24シーズンのWEリーグカップで最年少出場記録を更新（当時15歳9か月25日）。リーグ戦では第5節大宮アルディージャVENTUS戦（1-2）で初出場を果たしている。

　AFC公式フェイスブックはタイ戦の2点目のヘディングシーンを取り上げ、「アノン・ツダは他を寄せ付けない！」と称賛。また、日本代表DF栗原勇蔵氏も「高さと強さがあり、スケールがデカい」と今後の活躍に期待していた。（FOOTBALL ZONE編集部）