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岩本勉 どの口が言うとんねん 好発進の日本ハム、新庄監督の〝次なる一手〟 継投の要・金村尚真を異例のシーズン序盤での先発転向を決断

zakzak by夕刊フジ / 2024年5月9日 6時30分

まいど! わが古巣日本ハムはもっか2位で、首位ソフトバンクを追走中。シーズン前の下馬評を考えれば、上出来のスタートを切ったといえそうです。私は順位予想では3位としましたが、他の予想を見渡すとBクラスがほとんどで、評価の低さが表れていました。

予想を上回る好発進の要因は、ひとえに投手陣の頑張り。ここまで全6試合でクオリティースタート(QS)を決め3勝負けなし防御率1・86のエース伊藤大海投手(26)を筆頭に、オリックスからFAで加入した山崎福也投手(31)、加藤、北山と安定してイニングを稼げる先発が4枚そろっています。この調子を維持できれば、2ケタ勝利カルテットの誕生も夢ではありません。

チーム完投数はリーグトップの「3」。完投は救援陣に休みをもたらし、チームの意気を上げる効果がありますが、実は「いつ完投するか」という点も重要なんです。その点で素晴らしかったのが、4月30日の西武戦(ベルーナドーム)で先発した山崎の無四球1失点での完投勝利でした。

前日に本拠地エスコンフィールドでオリックス戦を行ってからの移動ゲームで、北海道から所沢への移動は空路に加えて羽田空港からの距離も遠く、パ・リーグの移動では最もしんどい。そこで山崎の安定感抜群の投球が来たわけです。救援陣は移動中に座り続けて凝った体をほぐす時間を十分にもらえて、感謝感謝だったでしょう。こうしたかみ合わせ、巡り合わせもチームの上昇には重要です。

その救援陣が、与四球0で防御率0・75と安心の守護神・田中正義投手(29)を筆頭に河野、杉浦、マーフィーと充実してきたことで、新庄剛志監督(52)は大きな一手を打ちました。ここまで10登板で防御率0・63と火消し役を担っていた、金村尚真投手(23)の先発転向を決断。継投の要だった右腕の配置転換は、安定の先発陣に2ケタ勝利のポテンシャルを秘めた5人目を加えることに他なりません。シーズン序盤での異例の配転策が奏功するかどうかは、リーグの順位に大きく関わってきそうです。注目してみたってや~! (元日本ハム投手・岩本勉)

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