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止まらない〝退団ドミノ〟宝塚宙組に空中分解の危機 男役の陽彩風華、娘役の彩妃花と葉咲うらら…パワハラ問題で根深い遺恨

zakzak by夕刊フジ / 2024年5月10日 6時30分

まだまだ落ち着いたとはいえない宝塚歌劇団(夕刊フジ)

宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の宙(そら)組に所属する劇団員の女性(25)が昨年9月に死亡した問題は、一定の解決をみたが、まだ根深い遺恨が残っているようだ。宙組の〝退団ドミノ〟が再燃したのだ。

歌劇団は7日、宙組の娘役、舞(まい)こころと男役の陽彩風華(ひいろ・ふうか)が退団することを公式サイトで発表した。2人は、死亡した女性の1期後輩にあたる104期生で、2018年4月に初舞台を踏んでいる。

宙組では、3月31日付で、同組所属の娘役俳優の彩妃花(あやひ・はな)と葉咲(はさき)うららの2人が退団している。彩妃は死亡した女性と同じ2017年入団の103期生で、同郷の京都市出身。葉咲は20年入団の106期生。

いずれも女性が亡くなる直前まで新人公演に向けて練習に励んでいた同世代の仲間だった。

歌劇団は3月、遺族側の主張する14項目のパワハラ行為を認め、その当事者たちが謝罪することで、遺族側と合意に至っている。

その後、宙組の活動再開を決定。今年6月20日に宝塚大劇場で所属する62人全員が出演するレビューを上演することが発表されていた。

「結局、パワハラをしていたとされる上級生も一部が謝罪はしましたが、何の処分もされていません。ここに団員の中にもわだかまりが残っているのです。和解して、すぐの活動再開です。過重労働については対策が講じられていますが、パワハラ対策についてもまだ十分ではない状況で、再開といわれてしまうと、すべては宙組の再開ありきの動きだったのではと不信感が広がっても致し方ない。誰が守られて、誰が守られないのか。団員たちが疑心暗鬼になるのは当然といえるでしょう」と演劇関係者は声をひそめる。

さらにこう続ける。

「歌劇団の機関誌である『歌劇』でも、今月号には5月退団する歌劇団員のあいさつが掲載されているのに、3月に退団した彩妃と葉咲のあいさつは次号に掲載予定となっています。それだけ宙組からの退団は突然のことで、組内もまだ落ち着いていないということです。さらに退団者が続くようであれば、宙組自体が空中分解しかねない危険も出てきます」

ファンが純粋に舞台を楽しめる日は来るのだろうか。

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