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レノボ「Legion Go」の“強さ”はどれだけ変わる? 電源モードごとにパフォーマンスをチェック!【レビュー後編】

ITmedia PC USER / 2024年5月3日 12時5分

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Legion Goは、左右のコントローラーを外して「FPSモード」にできることがよい

 レノボ・ジャパンのポータブルゲーミングPC「Legion Go」(実売価格12万~13万円程度)は、AMDのAPU「Ryzen Z1 Extreme」を搭載しており、HD(1280×720ピクセル)~フルHD(1920×1080ピクセル)の解像度であれば単体でもPCゲームをそこそこ快適に楽しめるという。レビューの前編では、“最弱”である「トップクラスの電力効率」にして各種ベンチマークテストを実施した。

 今回は「本当に快適にゲームを楽しめるのか?」という観点から、パフォーマンス重視の「最適なパフォーマンス」と、パフォーマンスと電力消費の均衡を重視した「バランス(標準設定)」の両設定におけるパフォーマンスをチェックしていく。

●Legion Goのスペックをおさらい

 テストを始める前に、Legion Goのスペックを改めてチェックしていこう。

 本体のサイズと重量は以下の通りとなっている。コントローラーを取り外せば「少し厚めのタブレット端末」として利用可能だ。

・コントローラー抜き:約210(幅)×131(奥行き)×20.1(厚さ)mm/約639g

・コントローラーあり:約298(幅)×131(奥行き)×40.7(厚さ)mm/約854g

 先述の通り、APUはRyzen Z1 Extremeで、Zen 4アーキテクチャのCPUコアを8基16スレッド(3.3GHz~5.1GHz)、RDNA 3アーキテクチャのGPUコアを12基(最大2.7GHz)備える。特にGPUコアは現状のAMDにおける最新アーキテクチャで、リアルタイムレイトレーシング(RT)処理にも対応している。

●電源モードごとの性能をチェック!

 ここからは、主要なベンチマークテストアプリを電源モードごとに実行していく。「出先で電源を確保できる状態」を想定して、今回は純正ACアダプター(最大65W出力)を接続した状態でテストを行う。

CINEBENCH R23/CINEBENCH 2024

 まず、3Dレンダリングを通してCPUのパフォーマンスをチェックする「CINEBENCH R23」を実行した。10分間のうちに可能な限りテストを繰り返す設定を有効とした上で、最後に実行されたテストのスコアは以下の通りとなった。

・シングルコア

・最適なパフォーマンス:1707ポイント

・バランス:1691ポイント

・トップクラスの電力効率:1155ポイント

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