宇野昌磨、競技生活引退会見「全然悲しい気持ちはない」「またスケートに全力」プロ転身を表明

プロ転身を表明した宇野昌磨 （C）ORICON NewS inc.

　競技生活からの引退を発表したフィギュアスケーターの宇野昌磨（26）が14日、都内で記者会見を行った。

【引退会見動画】宇野昌磨が笑顔で引退会見「未練はない」

　シックなスーツに身を包み、「このたび、私は、現役フィギュアスケート選手を引退することとなりました」と報告。ファンや関係者に感謝を伝えた上で「今後もスケートを、プロとしてですけれども、スケートを続けていくことには変わりはない」とプロ転身を表明した。

　引退会見には、メディアを含む多数の関係者が駆けつけ、オンライン配信でファンが見守った。これまでの「自分の道が表れている気がする」と万感の表情で、「SNSにはだいぶ疎い方」とはにかみながら、反響について「たくさんのメッセージ、ありがたく受けとっています」としみじみ。そして「悲しいというより、すごく前向きな気持ち。これからもスケートを続けていくという意味でも全然悲しい気持ちはない」と明言し、「次に向かってまたスケートに全力で頑張ります」と前を見据えた。

　宇野は9日に自身のインスタグラムを通じて「この度、現役選手を引退する決断を致しました」と発表。「5歳の時にスケートと出会い、21年間続ける事ができ、素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝しております」とつづっていた。

　1997年12月17日生まれ、名古屋市出身。幼少期からフィギュアスケートを始め、2015年に世界ジュニア選手権優勝。18年平昌五輪で銀メダル、22年北京五輪で銅メダル。22年・23年の世界選手権を連覇した。全日本選手権は6回優勝。所属はトヨタ自動車、マネジメントは今年5月からヒーローズマネジメント。同社は、交際を公表している本田真凜（22）のマネジメントも手がけている。