夏こそ「サリ麺」! もちもち食感をつけだれで 調味料と関連販売を強化
食品新聞 / 2024年5月8日 10時59分
韓国「オットギ」ブランドの「サリ麺」が、春夏シーズンの販売を伸ばしている。秋冬中心に鍋の〆で利用されるイメージだが、夏場はコシの強いもちもち食感の太麺を好みのつけだれで食べるユーザーが急増中だという。日本で販売元のオンガネジャパンは「今夏は店頭で『サリ麺』の食べ方提案を積極的に訴求していく」との意気込みだ。
春夏の売上が急拡大
黄色のパッケージが目印の「サリ麺」は韓国でポピュラーな鍋用素材麺。もちもちの太麺はコシが強く、煮込んでも伸びにくいことが特長だ。1食110gのボリューム感や、麺のみ(スープなし)で手ごろな価格で購入できることも人気の秘訣。
日本では2008年から販売。当初は西日本を中心に配荷され、近年は全国のバラエティショップや食品スーパーでも広く取り扱われるようになった。オンガネジャパンの営業担当者は「『サリ麺』の売上は一貫して拡大中。鍋の〆で利用されることが多い中、昨年は暖冬でも売れ行きが落ちなかった」と手応えを話す。
24年はその勢いを加速させるべく、夏場の食べ方提案を強化する。背景には、近年、春夏期間中の売上が意図せず大幅増となった経緯がある。同社は「『サリ麺』特有の食感を夏場も楽しみたいファンが増えたようだ。麺だけで販売しているため、自由な発想の食べ方につながった」と分析。
「今シーズンは当社からの仕掛けで需要を創っていく。調味料メーカーから麺用(うどん・そうめんなど)のバラエティ豊かなつけだれやソースが発売されており、店頭でそれらとの関連販売を展開する。冷やしてもつけ麺やまぜそばでおいしく食べられることをアピールしていきたい」。
「ジンラーメン」成長加速
「ジンラーメン マイルド」一方、「オットギ」ブランドでは「ジンラーメン」シリーズも主力品に育ってきた。もちもち食感の麺と、マイルドな「中辛」、スパイシーな「辛口」など旨辛スープの組み合わせ。
韓国を代表するインスタントラーメンの一つだが、昨年は世界的グループ・BTS(防弾少年団)のジンさんが念願かなって現地のCMに初出演、大きな話題を呼んだ。日本でも広く知られるキッカケとなり、オンガネジャパンの営業担当者は「一般消費者の問い合わせが急増した。『ジンラーメン』の前期売上は約180%」と明かす。
24年は「店頭でマネキン販売を展開するなど実際に食べていただく機会を増やす」との方針。
また「オットギ」ブランドで新商品「キムチラーメン」を発売。麺はコシのあるモチモチ食感で、スープは熟成されたキムチの酸味と辛味をきかせた。
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