布袋寅泰 尚弥との“絶妙な呼吸”明かす「最後はアドリブで…」 尚弥も「鮮明に覚えてます！！」

＜4団体統一世界スーパーバンタム級TM　井上尚弥・ルイス・ネリ＞布袋寅泰の演奏を背にリングに向かう井上尚弥（撮影・長久保　豊）

　ギタリストの布袋寅泰（62）が9日、自身のX（旧ツイッター）を更新。「歴史的一戦」での舞台裏を明かした

　布袋は今月6日に東京ドームで行われた井上尚弥―ルイス・ネリの4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチの試合前にサプライズ登場。米国の大ヒット映画「キル・ビル」のメインテーマ「BATTLE　WITHOUT　HONOR　OR　HUMANITY」をアレンジし、井上尚にプレゼント「バトル・オブ・モンスター」を会場で生演奏し、歴史的一戦を盛り上げた。

　布袋は当時を振り返り「もちろん生演奏は緊張するのだが、当日はもちろん入場のリハーサルはなくぶっつけ本番のパフォーマンス。尚弥くんがリングに上がる前に曲が終わりそうになり、最後はアドリブで引き伸ばし、チャンピオンがリングで手を上げる瞬間に合わせて演奏を締めくくった」と“裏話”を披露。

　そのうえで「のちに聞いたら尚弥くんも気づいてくれたとのこと。生だからできる本物の臨場感」と、言葉に出さなくても分かり合える「絶妙の呼吸」だったことを明かした。

　布袋の投稿を受け、戦前に「布袋さんの生ギターでぶち上げてください！」と依頼していた井上尚も反応。「生だからこそ出来た暗黙のコンビネーションでしたね。。リングインと同時に布袋さんのアドリブに感激したのを鮮明に覚えてます！！」とつづった。

　大一番を前にしても、布袋の意図を汲み、会場を盛り上げることも忘れなかった井上尚。冷静な判断力が、衝撃的なKO劇につながった。