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因縁ネリにブーイング→よくやった! 尚弥戦にいた客席日本人を海外指摘「世界のあるべき姿」

THE ANSWER / 2024年5月9日 10時36分

ルイス・ネリ【写真:高橋学】

■井上尚弥に敗れたネリに取った行動とは

 敗者を称える日本人の行動が海外から注目を集めている。6日に東京Dで行われたボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦で、王者・井上尚弥(大橋)はWBC1位の指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)に6回1分22秒TKO勝ち。敗れたネリに日本の観客が見せた敬意を海外メディアが動画で紹介すると、海外ファンから「世界のあるべき姿」と称賛されている。

 リングを降り、両手を広げて花道を歩いていく敗者を労った。バリケードの向こうから差し伸べられる無数の手。ファンのもとに立ち寄ったネリは握手やハイタッチで声援に応えた。「最高だった!」「ありがとう」「よくやった」などの声も。入場時のブーイングを称賛に変えた。

 海外メディア「ボクシング・キングダム」のXが映像を公開。「ルイス・ネリは月曜の夜、ナオヤ・イノウエ戦での恐れを知らないパフォーマンスで日本のボクシングファンから支援を得た」と文面に記した。井上から初回にダウンを奪ったものの、その後3度のダウンを喫して逆転負け。ドーピング騒動と体重超過で日本にとっては因縁の相手だが、健闘ぶりには敬意が送られた。

 日本人ファンの行動に対し、海外ファンは「日本のボクシングファンは普通じゃない」「心から戦った戦士のあるべき扱われ方」「日本人は世界のあるべき姿だ。アメージングな人たち」「米国のファンは決してしないだろう」「日本のファン大好き」「日本の文化は栄誉と敬意。彼らの態度が大好きだ」と称賛の声が寄せられた。(THE ANSWER編集部)

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