春のだるさ、眠さを一発解消する「非常識な食習慣」 季節の変わり目の体調不良には意外な要因が
東洋経済オンライン / 2024年5月6日 8時30分
「やたらと眠い、だるい、気力がわかない」のは春だから? 「その不調は内臓が疲れているせいかもしれません」と語るのは、生活習慣病の専門医で「16時間断食」ブームの火付け役として知られる青木厚氏。青木氏によれば、胃腸や肝臓を休ませるためには"ものを食べない時間"を作ることこそが重要だという。
日ごろ当たり前のように思っている1日3食の食生活が、実は「食べすぎ」になる医学的根拠を、青木氏の著書『新版「空腹」こそ最強のクスリ』より一部抜粋・再構成して解説します。
その疲れやすさは「春バテ」のせいかも
むかしから「春眠暁を覚えず」といいますが、春になると昼間も眠くてしかたないという人は少なくありません。実際、冬から春への季節の変わりめは多くの人が心身の不調を訴えます。
春は、1日のうちの寒暖差が大きく、気圧も変動しやすい季節です。スギ・ヒノキの花粉シーズンでもあります。また、年度末・新年度にあたり生活が大きく変化してメンタル面でもストレスを感じやすい時期です。
こうしたさまざまな環境の変化に対応しようとして頑張ったあげく、完全に「春バテ」で毎日がしんどいという状態の人も多いのではないでしょうか。
こんなとき、いつもの食生活を見直してみるのがおすすめです。ここで、「そうだ、1日3食、きちんと食べよう」と考えた人は、ちょっと待ってください。もしかしたら、その「1日3食」のせいで、慢性的な「食べすぎ」になってしまっている可能性があります。
春バテの「すぐに眠くなる、疲れやすい、気力が出ない」などの主な症状は、実は、「食べすぎ」でも起こります。
そんなにたくさん食べているつもりがないという人でも、1日に3回規則正しく食事をとるだけで「食べすぎ」になってしまっていることがあるのです。
24時間365日、胃腸には「休むヒマ」がない
私たちが食べものを口に入れたあと、胃腸は何時間も働き続けます。
食べたものが消化されるまで、胃の中に滞在する時間は平均2~3時間、脂肪分の多いものだと4~5時間ほど。次の小腸では5~8時間かけて水分と栄養分の8割を吸収します。最後に、大腸が残りの水分を15~20時間かけて吸収します。
1日3回、食事をとると、朝食から昼食までのインターバルは4~5時間、昼食から夕食までは6~7時間程度です。つまり、前の食事で食べたものが、まだ胃や小腸に残っているうちに次の食べものが運ばれてきてしまうことになるのです。
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