FRBの政策金利決定、大統領選の影響受けない=パウエル議長
ロイター / 2024年5月2日 8時39分
5月1日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、11月に控える米大統領選がFRBの政策金利決定に影響を与えることはないと述べ、FRB当局者が政治的な配慮をしないという考えを示した(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)
David Lawder Michael S. Derby
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は1日、11月に控える米大統領選がFRBの政策金利決定に影響を与えることはないと述べ、FRB当局者が政治的な配慮をしないという考えを示した。
FRBの政策決定は「経済にとって何が正しいと考えるか」が基準になるとの従来の立場を改めて表明した。連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で語った。
政治的要素を考慮する道を進めば歯止めが利かなくなるとの認識を示し、「われわれは米国民全員の役に立つ道を進み、経済指標、そして指標が今後の見通しやリスクバランスにどのように影響するかに基づき決定を下している」とした。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先週、トランプ前大統領の側近らが大統領選の再選を視野に、FRBの独立性を弱める案を策定していると伝えており、FRBの独立性に再び注目が集まっている。
パウエル氏の前任のイエレン現財務長官は3日に行う講演の要旨を公表し、自身がFRB議長を務めた際にFRBの独立性と透明性を強く主張したと説明。「最近の研究は私の考えと整合的だ。中央銀行の独立性が高まれば、物価の安定性が高まり、これが長期的な成長に大きく寄与することが示されている」と語った。
この記事に関連するニュース
-
インフレ低下の確信「以前ほど強くない」、金利維持を予想=FRB議長
ロイター / 2024年5月15日 5時34分
-
介入ない、米利下げもない、円は160円に向かって沈没中
トウシル / 2024年5月9日 9時57分
-
FRB、年内利下げに不透明感 インフレ抑制に「進展なし」と議長
ロイター / 2024年5月2日 10時53分
-
焦点:FRB「次の一手」、物価高止まりと大統領選接近で難しさ増すタイミング
ロイター / 2024年4月30日 9時4分
-
FRBの独立性弱める計画、トランプ氏側近らが策定=新聞
ロイター / 2024年4月27日 3時0分
ランキング
-
1飲むヨーグルトが「乳酸菌バブル」でジリ貧の理由 市場は逆転寸前、かつての人気を取り戻せるか
東洋経済オンライン / 2024年5月19日 7時20分
-
2東京から新幹線…「新神戸」よりも、一駅先の「西明石」まで買った方がおトク!? JR往復割引「601キロ」のカラクリ
まいどなニュース / 2024年5月19日 8時2分
-
3ラーメン屋経営で地獄見たプロレスラーの気づき 川田利明が向き合う「お客様は神様です」の怖さ
東洋経済オンライン / 2024年5月19日 12時30分
-
4ローソン、コーヒーなどの「濃さ」選べる仕様に 背景に“客離れ”回避
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月19日 8時0分
-
5広がるタッチ決済乗車は訪日外国人観光客対応か 話題の「二重価格」が鉄道・バスに導入される可能性
NEWSポストセブン / 2024年5月19日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください