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米FRB、年内利下げの見通し 急ぐ必要なし=NY連銀総裁

ロイター / 2024年3月1日 12時17分

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は29日、連邦準備理事会(FRB)の次の動きが利下げになるという見通しを改めて示した。写真は、2019年11月6日にNYで講演する同総裁。(2024年 ロイター/Carlo Allegri)

Michael S. Derby

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は29日、連邦準備理事会(FRB)の次の動きが利下げになるという見通しを改めて示した。

ニューヨークでの会合で「今年中に利下げすると予想している」と発言。「インフレ率が低下し、経済はバランスが良くなっており、金利をより正常な水準に戻すことは理にかなっていると思う」とした。同時に急ぐ必要はないとの認識も示した。

金融政策は適切な状態にあるとし、今後はインフレ率が2%の目標まで低下しつつあるという確信を得ることが重要だと指摘した。

経済が追加利上げにつながるような状況を作り出しているとは考えていないとし、「私が見る限り、これ以上金融を引き締める必要はない」と述べた。ただ「見通しが変わったり、経済状況が大きく変化すれば、当然ながら考え直さなければならなくなる」と付け加えた。

ウィリアムズ総裁は、コロナウィルス禍から立ち直った米国経済は非常に力強く、現在の景気サイクルは過去に見られたものとは全く異なるとし、経済の回復力には目を見張るものがあると述べた。

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