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海運マースク、第1四半期利益が予想上回る 通期予想引き上げ

ロイター / 2024年5月2日 17時29分

 5月2日、デンマークの海運大手マースクが発表した第1・四半期決算は利益が市場予想を上回った。バルセロナで4月26日撮影(2024年 ロイター/Nacho Doce)

Jacob Gronholt-Pedersen

[コペンハーゲン 2日 ロイター] - デンマークの海運大手マースクが2日発表した第1・四半期決算は利益が市場予想を上回った。通期の利益予想も引き上げた。

コンテナ船の需要が好調なことに加え、紅海航路を回避しアフリカ南端を経由するルートに変更したことが寄与した。

同社は海上コンテナ輸送の需要の伸びが、今年の予想である2.5─4.5%の上限に達していると指摘した。

紅海ではイエメンの親イラン武装組織フーシ派が船舶を攻撃。紅海を迂回するルートへの変更で海上運賃が上昇している。

ビンセント・クラーク最高経営責任者(CEO)は「これが第1・四半期の前四半期比での回復を支えたほか、今後数四半期の見通しも改善した。今年の大半の期間、こうした状況が続くと予想している」と表明した。

同社は2月、今年から来年にかけて新たなコンテナ船が大量に引き渡され、過剰供給と利益圧迫につながるとの見通しを表明。

スポット運賃は年初にはコンテナ1個当たり約3500ドルまで3倍に上昇したが、その後は約2400ドルまで低下している。

クラーク氏は「今年から来年にかけて新たな船舶が大量に引き渡され、最終的にはこうした要因が相殺され、海上輸送市場は新たな圧力に見舞われると引き続き予想している」と述べた。

同社は今年の利払い・税・償却前利益(EBITDA)見通しを従来の10億─60億ドルから40億─60億ドルに上方修正。

第1・四半期のEBITDAは15億9000万ドルと、前年同期の39億7000万ドルから減少したが、LSEGがまとめた市場予想の14億6000万ドルを上回った。

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