シリアのイラン大使館攻撃、大統領がイスラエルへの報復表明
ロイター / 2024年4月3日 3時32分
4月2日、 イランのライシ大統領(写真)は、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺が空爆され軍司令官など7人が死亡したことを受け、イスラエルに対して報復すると表明した。テヘランで2月撮影。WANA (West Asia News Agency)提供(2024年 ロイター)
[ドバイ 2日 ロイター] - イランのライシ大統領は2日、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺が空爆され軍司令官など7人が死亡したことを受け、イスラエルに対して報復すると表明した。
国営メディアによると同氏は「抵抗戦線の意志を打ち砕くことに失敗したシオニスト政権(イスラエル)は、自国を救うために再び無差別的な暗殺を実行した」と非難した。
その上で「イスラエルは目標を達成できず、この卑劣な犯罪が報復を受けることを知らなければならない」と強調した。
イランの国営メディアは、シリア人6人を含む13人が死亡したと報じている。
イスラエルのガラント国防相は、イスラエルを脅かす者に代償を払わせるため、中東全域で「多面的な戦争」を展開していると表明。ただ今回の攻撃については言及しなかった。
イランのアブドラヒアン外相は2日、米国の利益代表部を務めるスイス大使館の担当官を呼び出し、シリアのイラン大使館に対する攻撃に関して米政府の責任を追及。米国のブリンケン国務長官は訪問先のパリで、米政府はこの攻撃について事実を確認しようとしていると述べた。
グテレス国連事務総長はこの攻撃を非難。報道官によると、全ての関係者に対し「最大限の自制を行い、広範な紛争につながる可能性のある一段のエスカレーションを避けるよう」呼びかけた。
この記事に関連するニュース
-
イスラエルがイラン攻撃と関係筋、イスファハン上空にドローン
ロイター / 2024年4月19日 17時43分
-
[社説]イランが報復攻撃 自制求める国際圧力を
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月15日 5時0分
-
イランがイスラエル報復攻撃、200超の無人機とミサイル 安保理開催へ
ロイター / 2024年4月14日 11時22分
-
イラン、イスラエルに報復 弾道ミサイル「第一波」発射
ロイター / 2024年4月14日 8時1分
-
イスラエルによるイラン大使館空爆は「恐ろしいテロ」か「正当な軍事攻撃」か?
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月8日 13時40分
ランキング
-
1習近平氏が5日から5年ぶりに訪欧、米国の対中圧力に対抗 欧州の足並み乱す狙いも
産経ニュース / 2024年5月4日 19時48分
-
2台湾地震1か月、花蓮の観光客激減・夜市は閑散と…「惨たんたる状況だ」
読売新聞 / 2024年5月4日 18時34分
-
3ガザ休戦、詰めの駆け引き ハマス、カイロで交渉開始
共同通信 / 2024年5月5日 0時12分
-
4要衝陥落「時間の問題」 兵器不足、交渉も視野
共同通信 / 2024年5月5日 7時43分
-
5最大の脅威は「ウクライナ戦争ではなく中国」 トランプ陣営のシンクタンクが提言書出版へ
産経ニュース / 2024年5月4日 17時39分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください