ガザの将来、パレスチナ自治政府が中心的役割を=米国務長官
ロイター / 2023年11月6日 10時16分
ブリンケン米国務長官は5日、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの将来について、パレスチナ自治政府が中心的な役割を果たすべきとの見方を示した。写真は、2023年11月5日にイラク国際空港で会見する同長官。(2023年 ロイター/Jonathan Ernst/Pool)
Simon Lewis
[ラマラ/バグダッド 5日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は5日、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの将来について、パレスチナ自治政府が中心的な役割を果たすべきとの見方を示した。
同氏はヨルダン川西岸のラマラでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、その後イラクを訪問。バグダッドで記者団に、ガザの将来を巡る会話ではパレスチナ人の声が中心にあるべきだと述べた。
人道的な戦闘一時停止については、どのように機能するのかイスラエル側が疑問を持っており、現在詳細を協議中だとした。一時停止によって人質解放などの問題を前進させることが重要とも強調した。
パレスチナの通信社WAFAによると、アッバス氏はブリンケン氏との会談で、ガザはパレスチナ人が望む国家の「不可欠な一部」だと説明。「東エルサレムを含むヨルダン川西岸全体とガザを含む包括的な政治的解決の枠組みにおいてわれわれの責任を全面的に引き受ける」と述べたという。
米国務省のミラー報道官によると、ブリンケン氏はガザへの人道支援と必要不可欠なサービスの復旧に尽力する意向を伝えたほか、パレスチナ国家樹立に向けて取り組む米国のコミットメントを表明した。
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