1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

ブラジル中銀、利下げペースを0.25%に減速

ロイター / 2024年5月9日 8時44分

[ブラジリア 8日 ロイター] - ブラジルの中央銀行は8日の金融政策委員会(COPOM)で、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げて10.50%とした。これまで6会合連続で50bpの幅で金利を引き下げてきたが、利下げ幅を縮小した。米国の緩和サイクル開始が不透明な中、より慎重なアプローチを取った。

今回の決定は、2023年8月に利下げを開始して以来初めて、全会一致にはならなかった。

ロイターがエコノミスト39人を対象に行った調査では、22人が利下げ幅の縮小を予想、17人が50bpの利下げを予想した。

COPOMの4人の理事が50bpの利下げを主張したのに対し、カンポス・ネト総裁と他の4人の理事が25bpの利下げに票を投じた。

中銀は声明で、次回会合に関する指針を削除し、代わりに緩和サイクルの期間と緩和度合いは「適切な期間内にインフレ目標を達成する強い決意によって定まる」との文言を盛り込んだ。

カンポス・ネト総裁は先月、著しい不透明感のため金融政策の指針を示すのが困難になったと述べており、市場は利下げペース減速予想に急速にシフトしていた。

総裁は米国の根強いインフレ圧力により連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が後ずれする見通しや、ブラジル政府による基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化目標の先送りを理由に挙げていた。

中銀はまた、今年のインフレ率予測を3.5%から3.8%に、来年は3.2%から3.3%に、それぞれ引き上げた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください