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午後3時のドルは155円半ばで一進一退、一時円高へ振れる

ロイター / 2024年5月9日 15時33分

 5月9日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの155円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2009年11月撮影(2024年 ロイター/Rick Wilking)

Shinji Kitamura

[東京 9日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの155円半ばで取引されている。日銀が公表した4月会合の要旨がタカ派的との見方から一時円高へ振れる場面もあったが、ドルの下値では押し目買いが集まりすぐに値を戻した。

ドルは日銀が「主な意見」を公表した午前9時前からじりじりと下落。朝方の155円半ばから前半まで売られた。円安で基調的な物価上昇の上振れが続けば「正常化のペースが速まる可能性は十分にある」との意見が出ていたことなどが、タカ派的と受け止められたという。

主な意見では「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の見通しが実現すれば、政策金利の引き上げ見通しも「市場で織り込まれているよりも高いものになる可能性がある」との指摘もあった。

しかし、ドルはその後仲値へ向けて買いが強まり、公示後には155円後半と朝方を上回る水準へ反発した。「日銀が多少タカ派的でも、仮に小幅利上げに動いたとしても、ドル/円はより金利の高い米国の利下げ見通しに大きく左右される展開が続く」(外銀アナリスト)といい、ドルの下落局面で買いが強まる構図は変わらなかった。

その後は午後にかけて155円半ばで値動きが鈍った。 日銀の植田和男総裁は9日の参院財政金融委員会で「為替は経済・物価に影響を及ぼす重要な要素のひとつ」として「政策運営にあたって最近の円安の動きを注視したい」と発言したが、円相場に目立った反応はなかった。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 155.62/155.63 1.0743/1.0744 167.18/167.22

午前9時現在 155.37/155.38 1.0746/1.0747 166.97/167.02

NY午後5時 155.48/155.51 1.0746/1.0750 167.18/167.24

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