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午後3時のドルは小幅安145円前半、米金利低下や持ち高調整の売りで

ロイター / 2024年1月12日 15時22分

 1月12日、午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(145.28/29円)から小幅にドル安/円高の145円前半で推移している。写真は米ドル紙幣。2009年11月撮影(2024年 ロイター/Rick Wilking)

Mariko Sakaguchi

[東京 12日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(145.28/29円)から小幅にドル安/円高の145円前半で推移している。米金利の低下や週末を控えた持ち高調整の動きで、ドル売り/円買いが優勢となった。

ドルは朝方に144円後半まで下落後、仲値にかけては実需による買いや押し目買いに支えられ、じりじりと上昇した。再びドル売りが強まる場面があったものの、その後は145円前半で小動きとなった。

週明け15日の米国市場が祝日に伴う休場となり、週末に加えて三連休前となることから、「通常よりも持ち高調整や利益確定目的の売りが出やすかった」(国内金融機関アナリスト)という。

前日に発表された12月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る内容となったことを受けて、ドルは一時146.41円付近と昨年12月11日以来の水準まで上昇。しかし「米連邦準備理事会(FRB)による利下げが完全に遠のくとは言い難く、ベースシナリオを変えるほどの内容ではなかった」(三菱UFJ信託銀行の資金為替部マーケット営業課課長、酒井基成氏)と受け止められ、米長期金利が低下し、ドルは145円前半まで軟化した。

米CPI発表後も、市場の米国の早期利下げ観測は根強い。CMEフェドウオッチによると、11日時点でのFF金利先物市場が織り込む3月会合での利下げの確率は68.1%と、前日の64.7%から上昇している。

ドルは上値の重さが意識される一方で、下値も固い。能登半島地震による経済への影響や中小企業の賃上げへの先行き不透明感から、日銀の早期政策修正観測が後退し、円買い要因も乏しい。

三菱UFJ信託銀行の酒井氏は、短期的なドル/円のレンジは141―146円が中心になると予想。雲の上限がある146.80円付近で上値が抑えられやすい一方、昨年12月安値(140.27円付近)を上回る141円付近では下げ止まるとみる。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 145.24/145.27 1.0975/1.0976 159.40/159.44

午前9時現在 145.10/145.11 1.0981/1.0985 159.34/159.38

NY午後5時 145.27/145.30 1.0970/1.0974 159.39/159.43

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