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原油先物は下落、新型コロナウイルスの影響に根強い懸念

ロイター / 2020年2月18日 11時32分

2月18日、アジア時間の原油先物は下落している。新型コロナウイルスの感染拡大が経済や石油需要に及ぼす影響への懸念が根強い。テキサス州ミッドランドで昨年2月撮影(2020年 ロイター/Nick Oxford)

[シンガポール 18日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落している。新型コロナウイルスの感染拡大が経済や石油需要に及ぼす影響への懸念が根強い。

0126GMT(日本時間午前10時26分)現在、北海ブレント先物 は0.37ドル(0.6%)安の1バレル=57.30ドル。米WTI原油先物 は0.15ドル(0.3%)安の51.90ドル。

アクシコープのチーフマーケットストラテジスト、スティーブン・イネス氏は、第2・四半期からは累積需要が原油相場の回復を主導していく公算が大きいとの見通しを示す一方、「石油市場の懸念が払拭されたと考えるのは時期尚早」と述べた。

国際エネルギー機関(IEA)は13日、中国での新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年第1・四半期の石油需要が09年の金融危機以降で初めて減少する見込みだと発表した。

それでも、数週間にわたり市場から遠ざかっていた中国の独立系精製業者がここに来て原油供給を増やしているため、中国の需要は今後数カ月のうちに回復する可能性があるとトレーダーらは期待している。

投資家の間では、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」による協調減産合意の延長も予想されている。

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