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今年の米小売売上高、2.5─3.5%増に鈍化へ=全米小売業協会

ロイター / 2024年3月21日 14時21分

 3月20日、全米小売業協会は今年の米小売売上高が2.5─3.5%増となり、昨年の3.6%増から伸びが鈍化する見通しを示した。ニューヨークの百貨店で2022年撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

[20日 ロイター] - 全米小売業協会(NRF)は20日、今年の米小売売上高が2.5─3.5%増となり、昨年の3.6%増から伸びが鈍化する見通しを示した。

根強いインフレが個人消費の力強い回復への期待に水を差す格好となった。

NRFは今年の小売売上高を2.5─3.5%増の5兆2300億─5兆2800億ドルと予想。

労働市場鈍化や住居費低下で12月のインフレ率が前年比2.2%に緩和するとの見通しも示した。

NRFが定義する小売売上高にはさまざまな小売業の実店舗・オンライン販売が含まれるが、自動車販売店、ガソリンスタンド、外食の売上高は含まれていない。

NRFのマシュー・シェイ会長は声明で「底堅い消費は引き続き米経済の原動力で、緩やかではあるが着実な成長が年末まで続くと確信している」と表明。

NRFのチーフエコノミスト、ジャック・クラインヘンズ氏は「私は年央の利下げを想定していたが、それが実現しない可能性がある。そうなれば消費者の意思決定にかなりの悪影響を与えかねない」と述べた。

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