米ＴＩ、第2四半期見通しが予想上回る アナログ半導体の需要回復

４月２３日、米半導体大手テキサス・インスツルメンツ（ＴＩ）は、市場予想を上回る第２・四半期の売上高見通しを示した。写真はカリフォルニア州サンディエゴで２０１８年４月撮影（２０２４年　ロイター／Mike Blake）

[２３日 ロイター] - 米半導体大手テキサス・インスツルメンツ（ＴＩ）は２３日、市場予想を上回る第２・四半期の売上高見通しを示した。これを受けて時間外取引で株価は５％上昇した。

家電需要が回復する中、アナログ半導体の在庫調整ペースが緩和しつつあることが示された。

第２・四半期の売上高予想中央値は３８億ドル。アナリストの予想平均は３７億７０００万ドル。１株当たり利益は１．０５─１．２５ドルと予想。アナリスト予想は１．１６ドル。

第１・四半期決算は売上高が３６億６０００万ドルだった。前年比ベースで６四半期連続の減少となった。アナリスト予想は３６億１０００万ドルだった。

調査会社カウンターポイントのデータによると、世界のパソコン出荷台数は２０２４年１─３月期に約３％増加した。それまでの８四半期は低調が続いていた。