インテル、第2四半期売上高・利益見通しが予想下回る 株価急落
ロイター / 2024年4月26日 9時1分
Arsheeya Bajwa Max A. Cherney
[25日 ロイター] - 米半導体大手インテルが25日に発表した第2・四半期の売上高および利益見通しは市場予想を下回った。従来のデータセンターやパソコン用半導体の需要低迷が背景という。
株価は引け後の時間外取引で8%下落し、昨年8月以来の安値(32.35ドル)を付けた。
アナリストによると、人工知能(AI)アプリケーションに使用される画像処理半導体(GPU)に対する需要が急増する一方、インテルの主力製品である中央演算処理装置(CPU)への需要が減少しているという。
第2・四半期の売上高見通しは125億─135億ドル。市場予想は135億7000万ドルだった。
調整後1株利益予想は0.10ドル。市場予想は0.25ドルだった。
パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)によると、同社のAIチップ「ガウディ」は今年5億ドル以上の売上を達成する見込み。「基本的に全ての事業が下半期にはより良くなると予想している」という。
ウェドブッシュのアナリスト、マシュー・ブライソン氏は「インテルが四半期決算で結果を出せずに将来的な改善を約束しても、約束を果たせるかについて懐疑的な見方が一部である」と指摘した。
インテルは下半期のパソコン販売について、マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の新バージョン発売に伴う買い替えサイクルが始まると楽観視している。ゲルシンガー氏は、ソフトウエアメーカーの次世代製品投入もパソコンやインテル製半導体の需要を押し上げる見込みだと述べた。
第1・四半期の総売上高は127億2000万ドルで、予想の127億8000万ドルをわずかに下回った。データセンター事業は5%増の30億ドル。ファウンドリー(受託製造)事業は10%減少した。
調整後の粗利益率は前年同期の38.4%から45.1%に上昇。アナリストのコンセンサス予想44.3%を上回った。
この記事に関連するニュース
-
アマゾン、第1四半期業績は予想上回る AIがクラウド成長けん引
ロイター / 2024年5月1日 8時17分
-
Intelの1〜3月期決算、弱いガイダンスで株価下落、AI PCに明るい見通し
マイナビニュース / 2024年4月26日 12時52分
-
インテル、第2四半期売上高・利益見通しが予想下回る 株価急落
ロイター / 2024年4月26日 7時31分
-
米TI、第2四半期見通しが予想上回る アナログ半導体の需要回復
ロイター / 2024年4月24日 9時18分
-
米TI、第2四半期見通しが予想上回る アナログ半導体の需要回復
ロイター / 2024年4月24日 8時6分
ランキング
-
1100円ショップは仕入れ値95円で悲鳴… エアギター選手権は中止に… 歴史的円安の影響どこまで?【news23】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月14日 12時28分
-
2NVIDIA急伸に「追い風受ける日本企業」はここだ 沸騰する半導体市場の最前線をQ&A形式で解説
東洋経済オンライン / 2024年5月14日 7時20分
-
3歴史的円安でも外食最大手ゼンショーHDは過去最高益 「海外進出」が好調 アメリカで展開の寿司店や中国出店の「すき家」など
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月14日 16時49分
-
4“バズる”地方創生請負人が語る、これからの地方。発展のキーワードは「海外進出」と「女性の雇用創出」地域活性化の弊害は「お金を吸い上げていく東京の大企業」
集英社オンライン / 2024年5月14日 8時0分
-
5シャープがテレビ用大型液晶パネルの生産停止を発表 かつては日本の電機産業をけん引…1499億円の最終赤字
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月14日 16時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください