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米ロッキード、1─3月業績が予想超え 地政学リスクで兵器需要増

ロイター / 2024年4月24日 11時27分

 4月23日、米防衛大手ロッキード・マーチンが23日発表した第1・四半期決算は、純売上高が前年同期比14%増の172億ドルとなり、LSEGデータのアナリスト予想160億2000万ドルを上回った。写真は同社のロゴ。都内で2016年10月撮影(2024 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Shivansh Tiwary Mike Stone

[23日 ロイター] - 米防衛大手ロッキード・マーチンが23日発表した第1・四半期決算は、純売上高が前年同期比14%増の172億ドルとなり、LSEGデータのアナリスト予想160億2000万ドルを上回った。1株当たり利益も6.39ドルに膨らみ、アナリスト予想5.83ドルを大きく上回った。

地政学的緊張の高まりから国防支出を増やす国が相次いだのが要因。ミサイル及び火器管制部門(MFC)の売り上げ増加が顕著で、25.3%増の約30億ドルに膨らんだ。高機動ロケット砲システム「ハイマース」と誘導多連装ロケットシステム「GMLRS」の需要が堅調だった。また、F35戦闘機を製造し同社最大の事業となっている航空機部門は9.2%増の68億5000万ドルだった。

同社の24年12月期(通期)業績予想は純売上高が685億―700億ドル、1株当たり利益が25.65―26.35ドル。ジム・タイクレット最高経営責任者(CEO)は「通期業績予想の達成に自信が深まった」と述べた。

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