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史上最多1万5000人が渋谷を行進。性的マイノリティら“主張”「同性婚の実現を!」「トランスライツは人権だ」

オールアバウト / 2024年4月22日 11時15分

写真

「東京レインボープライド 2024」実質2日目に開催されたプライドパレード。史上最多の1万5000人が原宿、渋谷を練り歩いた。今回も当事者へのインタビューを交えつつ、そのリポートを送る。(サムネイル写真:All About ニュース編集部)

プライドパレード(以降全て出典:All About ニュース編集部)実質2日目を迎えた「東京レインボープライド 2024」(TRP 2024)。11時過ぎに会場に着くが、この時点で昨日よりもはるかに人が多い。それもそのはず、今日はパレードがある日だからだ。実に60梯団24ものフロート(グループ)がパレードを歩く。2023年は39のフロートで1万人だったが、2024年はなんと過去最高の1万5000人が渋谷、原宿を歩いたよう。そんな、2日目のリポートをお送りする。

多くの人に見守られながら出発

まず、パレードの先頭が集まる場所に待機し、記念撮影のために著名人が集まってくるのを待つ。数十分後、彼らのことを撮るフォトセッションが始まった。メディアが一斉に写真を撮る。5分程度で写真撮影&ムービーの時間は終わり、いよいよ出発だ。大勢がこちらに押し寄せてくる。急いではけて、その光景を見守る。パレード前の写真撮影いざ出発!さあ、多くの観客に見送られながらパレードは始まった。ここからは写真でパレードの様子をお送りする。
渋谷を練り歩く掲げるメッセージはさまざま渋谷の中心部へ観客の声援に応える鮮やかなフラッグ笑顔で手を振る

先頭集団はゴールへと向かう

歩道橋の上から歩道橋の上から観客も大勢いる主張を掲げる「結婚の自由をすべての人に」人種も性別もさまざま大人も子どもも楽しそうに「生きてるって最高!!」

当事者6人にインタビュー

今回、現地では当事者である友人らにも出会えた。同性の恋人と共にTRPにやってきた、たけ氏。今日初めて出会った人も含め、6人でイベントを楽しんでいる。たけ氏は「20代のときから何回か、ちょいちょい来ることはありました」と話し、昔と比べると「規模感がもう全然違う。すごくなってる。ブースの数もすごいし」と驚きの様子だった。また、「皆さんの理解もあって、当事者も来やすくなった」とのこと。やはり、20日のトークショーでSHELLY氏が言っていたように、アライ(LGBTQを理解し支援する人)が自分事として動くことで、結果的に当事者も生きやすくなるのかもしれない。

「毎回、飲食も楽しんでブースも楽しんでいます」と言うものの、今回に関しては「とにかく人もブースの数もすごくて、『ちょっと疲れちゃったね』って言うくらいの規模感になっていて、本当にお祭りみたい」と、人混みで疲れるほどの規模感になったことを伝えてくれた。また、「そのすごさを目に見えて実感する時間になったなと思って。こうやって彼女と来れたり、友達と来れたり、すごくいい時間になりました」と、充実した表情を見せてくれた。

「皆さんハッピーモードで幸せいっぱい」

今まで何度もTRPに来ているたけ氏の恋人は、「多分、最初に参加したきっかけは友達に誘われたからかもしれないです。パレート歩こうって」と、パレードも歩いたことがあると教えてくれた。今回については、「規模めっちゃ大きくなって、人や会社がいっぱいいましたね」と言い、「来年もまたゆっくり見たいな」とのこと。

さらに友人らは、「楽しかった。久しぶりに来たら、企業の方が増えた。規模が増えたのはよかったな、と」「初めて来たんですけど、パレードとか見れてよかったです」「楽しかったです。皆さんハッピーモードで幸せいっぱいあふれる空間でした」と、口をそろえて「楽しかった」と言い、またある人は「結構考えさせられたなと思って。パレードのフロートとか、歩いている人とか、掲げているメッセージとか、自分になじみがあるものもあれば、ないものもあって、それを見て、結構ジーンときました」と感動した様子で語ってくれた。
レインボーフラッグ

およそ5時間にも及ぶパレード

パレードは12時ごろ始まり、先ほどのインタビューは15時前に行った。その間も、その後もまだまだパレードは途切れることなく続き、最後のフロートが原宿駅近くの歩道橋下を通り抜けたのが実に17時ごろであった。およそ5時間にも及ぶ長さになった今回のプライドパレード。

道を歩く人々は、好意的に手を振り、パレードの参加者も笑顔で幸せそうであった。その光景を見ているだけで、筆者も自然と笑顔になり、こんなふうに生きられる毎日だったらどんなにすてきだろうか、と思った。セクシャルマイノリティの活動を“注目”だけで終わらせるのではなく、これからも人が人として生きる上での当たり前の権利を享受できる日が来るまで、彼らは、我々は“あきらめない”。最後のフロート

さまざまな団体が行進

「にじいろかぞく」の団体“お祭り”モード「『好き』に決まりなんてない!!」「まぜこぜの社会をつくろう!!」「チェリオグループ」楽しそうに手を振る「ALLYからはじまる ALLYからつながる」ドラァグクイーンも観客とハイタッチ「I am a ALLY」「多様化は選択肢ではなく、我々のあるべき姿だと考えます」テンション高くハイタッチ

ドラァグクイーンも歩く

「一人ひとりがありのままの自分でいられる職場へ」楽しそうに歩くドラァグクイーンも歩くそれぞれの主張カメラ目線で笑顔を見せるアマゾンジャパンも登場「同性婚の実現を!」「ケリングジャパン グッチディビジョン」も歩道橋から多くの人々が見守る「トランスライツは人権だ」「東京トランスマーチ」

いよいよ最後のフロート

楽しそうに歩く手を振る人々フラッグを掲げる歩道橋の下を通るフラッグがたくさん映えているカラーとても楽しそうだ「セガサミーグループ」「セガサミーグループ」そろそろ終わりのフロート元気に歩く最後のフロート付近(文:杉野森 樹莉亜)

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