夫が25年前の「スポーツカー」を売却して令和の「中古スポーツカー」を買います。「税金」はかなり違いますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年3月3日 2時10分
今も昔も古い車の人気は一定数あり、好んでレトロカーに乗る方もいるでしょう。実際に2023年11月には「昭和レトロカー万博」というイベントも開催され、車好きの間で話題になりました。しかし、レトロカーはお金回りが気になるものです。 今回は、25年前のスポーツカーから令和に発売されたスポーツカーに乗り換える場合の自動車税を比較します。
25年前の車は重課に注意
今から25年前の車になると、およそ1999年頃の車が該当します。25年前の車は重税に注意が必要です。税金が上がる項目としては自動車税(種別割)と重量税です。
環境省「重課に係る論点について」によると、毎年納める自動車税はガソリン車の場合、新車登録から13年が経過すると税額がおよそ15%上がります。また、車検と同時に納める重量税はガソリン車の場合、13年経過後の車は税率が約40%アップ、18年経過した車はさらに約10%アップします。そのため、古い車は税金面で出費が多くなるといえるでしょう。
古いスポーツカーはたくさんの魅力が詰まっている
ここでは古いスポーツカーが持つ魅力を紹介します。最新の車も魅力的ですが、古い車ならではの特徴も満載です。
プレミアカーの存在
古いスポーツカーの場合プレミアカーとして高い価格がついているものもあります。例えば以下の車が挙げられます。
●トヨタ A80系スープラ(1993年~2002年)
●三菱 ランサーエボリューションI~IX(1992年~2006年)
台数が限定で販売されていたものや販売終了してしまったものは、価値が高まる特徴があるようです。
丁寧にメンテナンスする楽しみ
古いスポーツカーはこまめなメンテナンスが必要です。経年劣化によりトラブルが起こりがちですが、少しずつ直したりお手入れしたりするのも楽しみの一つという方もいるでしょう。休みの日にメンテナンスした車で遠出をしたり、じっくり洗車をしたりと日常生活に楽しみを見いだせます。
令和のスポーツカー
ここでは令和に販売されている人気のスポーツカーを3つ紹介します。各メーカーが最新の技術とこだわりを詰め込んだ1台のため、スポーツカー好きから熱烈な支持を受けているようです。
トヨタ GR86
2021年に販売開始された「GR 86」は低重心でワイルドなボディデザイン、豊富なカスタマイズの選択肢が人気です。GR 86専用のドレスアップパーツやチューンナップパーツは「自分だけの1台」を作り上げるのに魅力的なアイテムです。従来の86と比較して、グリルやヘッドランプのデザインが変更されています。新車価格は291万6000円(税込み)からです。
マツダロードスター
ロードスターは1989年に誕生したコンパクトなスポーツカーです。「人馬一体」をほうふつさせる「スカイアクティブシャシー」を採用していることから、車との一体感を得られます。2023年にはマイナーチェンジが行われ、安全性能が進化しています。またクラシックな装いの新グレード登場も注目を集めています。新車における購入価格は289万8500円(税込み)からです。
日産 フェアレディZ
50年以上の歴史を持つ日産の「フェアレディZ」は、2022年に新しいモデルの受注を開始し、人気が殺到しています。新型は刀の質感を再現したルーフフィニッシャー、流れるようなループライン、フェアレディZならではのボディカラーが特徴的です。人気の高さから予約の受付を一時停止しているなど、現役ながらプレミア感が漂う1台といえるでしょう。新車価格は539万8800円(税込み)からです。
令和のスポーツカーでカーライフを楽しもう
スポーツカーは今も昔も人気が高く、その人気は衰えを知りません。しかし、古いスポーツカーは税金面で負担が大きいため、新しいものに乗り換えるとランニングコストを抑えられるでしょう。
出典
環境省 重課に係る論点について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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