【FP解説】初心者こそ実践したい「長期・積立・分散投資」- リスクを抑えて投資信託を運用するには?
マイナビニュース / 2024年4月15日 17時23分
最近は投資をしている人が増えましたが、今年は新NISA制度が始まったこともあり、特に「投資信託」が注目を集めています。ただし、「投資である以上、リスクが気になる」という人は多いでしょう。
そこでこの記事では、できるだけリスクを抑えながら投資信託を運用するコツをまとめました。そもそも、投資におけるリスクとは何なのか、リスクにはどのようなものがあるのか、そして、投資初心者が必ずおさえておきたい「長期・積立・分散投資」について詳しく解説しています。リスクが怖くて投資が始められない…という方は、ぜひ本稿をご覧ください。
■投資における「リスク」とは
リスクというと「危険」「避けるべきもの」というイメージがありますが、そもそも投資におけるリスクとは値動きの大きさ(振れ幅)を指しています。投資信託でいうリスクなら、「基準価額の値動きの大きさ」のことですので、リスクが大きいと言えば価格の振れ幅が大きい、リスクが小さいと言えば価格の振れ幅が小さいということになります。
また、リスクとセットで使われる言葉として「リターン」があります。リターンとは、投資で得られる収益のことです。一般的に、大きなリターンが期待できる商品はその分リスクも大きくなるため、損失も大きくなる可能性があります。一方、リスクを抑えようとすると、得られるリターンの上限も小さくなります。
また、投資のリスクにもいくつかの種類があります。たとえば、「価格変動リスク」や「信用リスク」、「為替変動リスク」などです。「価格変動リスク」とは、経済動向などで価格が変動し、金融商品を売る時の価格が買った時の価格を下回るリスクです。「信用リスク」とは、投資した会社の信用力の変化によって価格が変動し、受け取る金額が投資元本を下回るリスクです。
そして、「為替変動リスク」とは、外貨建ての商品に投資して為替相場の影響で価格が変動し、換金時に受け取る金額が投資元本を下回るリスクです。
このように、投資にはさまざまなリスクがあります。では、これらのリスクを少しでも抑えて投資信託を安定的に運用するには、どうすればいいのでしょうか。
■資産運用の王道! 「長期・積立・分散投資」
投資にリスク(価格の振れ幅)はつきものですが、そのリスクを少しでも抑え安定的に運用する方法があります。それが、資産運用の王道と言われる「長期・積立・分散投資」です。これは、世界の経済活動に対して分散しながらコツコツと投資することで、中長期的には世界経済の成長率を上回るリターンを目指す方法です。その詳しい内容を一つずつ見ていきましょう。
1.長期投資
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