ASUSが取り組む自作PCの新しい裏配線“BTF(Back to The Future)”。秋葉原での実演イベントを見てきた
マイナビニュース / 2024年5月1日 16時11分
背面配線製品デビューイベントを実施。ProArtシリーズについても説明
ASUS JAPANは、久しぶりのオフラインイベント「ASUS NEXT GENERATION CUSTOM PC」をLIFORK秋葉原IIにて行いました。基本的には2024年4月27日のイベントです(前夜祭付きでした)。まずは27日の様子から。
セッションはクリエイター向けのProArtから始まりました。ProArtは今年2月に行われたCP+ 2024でかなり大きく扱われていましたが、個別のパーツに関しての説明はおそらく初です。
まず紹介したのが、最新製品となる簡易液冷のオールインワンクーラー「ProArt LC 420」で、会場に展示してある製品は市川氏の私物とのこと。製品名に420という名前があるように140mmファンを三連で利用した420mmラジエーターを使用しており、高い冷却性能を持つ製品となります。
ラジエーターも少々厚めで30mm、ポンプは三相モーターでセラミックスリーブを採用。ファンはNoctua NF-A14 IndustrialPPC-2000で最大2000RPMとのことです。
ProArtなので過剰に光ることはないのですが、インフォメーション用の5連LEDが搭載されており、システム負荷や各種の温度等7つのうち一つをバー表示。対応ソケットはIntel 1700/1200/115XとAMD AM4/5と少し前からのIntel/AMDコンシューマー向けCPUに対応します。
420mm簡易液冷を組み込めるケースはまだ限定的ですが、これに対応したProArtの本格ケースがPA602。高いサーマルパフォーマンスで究極の冷却シナリオと称するだけあって、なかなかの豪華装備です。
まずフロント部は15.5mmのオープングリル構造になっており、透過率45%。そのすぐ後ろに200x38mmという「たぶん普通売ってない(市川氏)」という厚いフロントファンを搭載。リアファンは140mmとなっており、これらはPMW制御されています。フロントパネルにはAuto/MAXの切り替えスイッチもあり「最高速度にすると多少うるさいが尋常でないエアフロー(市川氏)」となっています。
マザーボードの手前にはデュアルエアーディフレクターが装備されており、フロントからのエアーをCPUとGPUに効率的に流すようになっているほか、ディフレクターの隙間から裏面配線しやすい構造になっています。
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