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やはり健康不安? プーチンの「忠僕」カディロフ首長、最新映像での「異変」...以前と別人のような弱々しさ

ニューズウィーク日本版 / 2024年4月6日 15時32分

Agentstvoは、夕食時に周りの人々が力強く手を叩いて拍手をしているなかで、カディロフだけは静かに弱々しくテーブルを叩いているだけだと指摘。2021年に開かれた夕食会で、カディロフが力強く拍手をする様子を捉えた動画と今回の動画を比較した。

またヨルダンからのゲストを迎えた際の様子を捉えた動画ではカディロフの動きがぎこちなく、イスラム神学者の墓を訪れた際には彼が杖をついていたとも指摘した。

2月にはプーチンの年次教書演説に姿を見せず

またカディロフは、プーチンが2月に議会や政府の代表を前に行った年次教書演説を、2年連続で欠席している。

ロシアの日刊紙「コメルサント」は、カディロフの欠席理由について風邪をひいたためだと報じた。だがロシアの独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ・ヨーロッパ」は、カディロフは新たな病気の治療を受けていたために年次教書演説に出席できなかった可能性があると報じた。

Agentstvoは3月27日に、年初以降にカディロフのテレグラムチャンネルに投稿された動画を分析した。一連の動画はカディロフをアップで撮影した場面が少ししかなく、またカディロフが登場する頻度や彼が映っている場面の長さも以前よりずっと少なかった。

同メディアが引用した追跡データによれば、2月以降、カディロフは定期的に航空機でモスクワを訪れている。ロシアの情報当局との関係を主張するテレグラムチャンネル「VChK-OGPU」は、今ではグロズヌイに必要な設備が導入されて医師がカズロフの元を訪れて治療を行っているため、モスクワ訪問は必要なくなったとしている。


ブレンダン・コール


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