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高級車売却「金は被害者に」 一方的な執着心か 容疑者の男、3年前から生活変化

産経ニュース / 2024年5月9日 21時34分

和久井学容疑者(本人のものとみられるフェイスブックから)

東京都新宿区で平沢俊乃さん(25)が刃物で刺されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された自営業、和久井学容疑者(51)は約4年前、東京・上野で平沢さんが経営していたガールズバーで、平沢さんと知り合ったという。川崎市内の実家で暮らし、車やバイクを趣味にしていたが、平沢さんと出会ってから様子は一変した。自身の高級車を売って得た金を平沢さんに渡していたと周囲に話しており、事件の背景には〝執着〟が垣間見える。

「もう息子に会うことはない。どうにもならない」。和久井容疑者と同居していた父親(87)はそう話した。和久井容疑者の自室の棚には、ミニカーや女性アイドルのグッズなどがずらりと並んでいた。

父親によると、和久井容疑者は10年以上前に離婚して以降、車とバイクを趣味にする生活を送っていた。面識のある近くに住む男性も「博物館に展示されるレベルの代物のバイクを持っていた。めったに乗らないと言っていた」と話す。

和久井容疑者が変わり始めたのは3年ほど前とみられる。容疑者のものとみられる交流サイト(SNS)のアカウントには「今までありがとう、新しいオーナーさんに大事にしてもらうんだよ、元気でねバイバイ」などと投稿。父親によると、和久井容疑者は「1千万円台の車を売って平沢さんにプレゼントしようとしたら、別れを切り出された」と話していたという。

事件現場となった平沢さんのマンションは近隣ではひときわ規模が大きく、家族層の住民も多い。同じマンションの70代の男性は「かわいそうに。悲しいね」とうつむいた。(宮崎秀太、塚脇亮太)

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