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無印良品「ユニクロとほぼ同価格帯なのに、品質は段違い」3つの傑作アイテム

日刊SPA! / 2024年4月3日 9時30分

◆リネンよりも硬くしっかりと芯のある風合い

 そうした動きがあるためリネンは「シワが入りやすいシャツ」というデメリットの認識がされてきつつあり、シワの入るリネン素材はそうした感性の理解できる高級ブランド顧客にのみ取り入れられる傾向にあるという。

 そこで、繊維商社各社が強化して展開しているのは「ハイブリッドリネン」。リネンとしての光沢感は十二分に楽しめながら、シワが比較的入りにくくさらにリネンの「ふにゃふにゃ」感が少ない芯のある素材感をつけたものです。

 無印良品の今回のシャツもそうした「アンチ・リネン」に対するアンサーがなされており、ポリエステルを混紡。さらに使用している素材は同じ「麻」でもリネンではなくヘンプを使っています。ヘンプはリネンよりも一般的には硬くしっかりと芯のある風合いが特徴です。

 リネンよりも滑らかさが出にくく衣類としてはリネンより劣る印象ですが、無印のものはほぼリネンと変わりありません。環境負荷がリネンよりも軽減されるデータがあり、そうした観点から工夫して選んでいるのでしょう。

 ポリエステルなどの化学繊維を入れると少々光沢も変わってきてしまい、安っぽい印象が出てきてしまうものですが、そこはさすが無印。年間で何千という生地を見てモノ作りをしている僕らプロが見ても「リネン100か?」と勘違いするほど再現度が高い。

 その上シワの入り方も「まったくない」わけじゃなく程よく入るイメージ。シルエットも今っぽいリラックス感があり、発色もユニクロより攻めたピンクカラーなどを展開するなど好印象。

 これ全方向に文句の出ない、リネン好きもイージーケア好きも気に入ることができる現在市場で手に入る最高クラス&コスパのリネンシャツです。

 今年はユニクロリネンは必要ないでしょう。断言します、こちらのほうが絶対いいです。

◆★まるでcomoli?デザイナーズブランドを並べても遜色なし
・紳士 ヘンプ混シャツジャケット 6990円

 こちらも同じく麻とポリエステルを混紡したミリタリーシャツ。

 先程のシャツと同素材かと思いきや、シャツは平織の素材・こちらジャケットは綾織の素材としており、風合いは同じような雰囲気ですが肉感に大きな差があります。同じ原材料でも平織にするか綾織にするかで肉感は変わってきます。

 綾織(英語表記にして「ツイル」と表現するブランドも多いです)の場合、織り目が斜め上に走ることとなり、光沢感と厚さが増すのが特徴です。潤沢な光沢感とほどよく入る程度のシワ、さらにアウターとしての分厚さも備えたのがこちらのシャツジャケット。

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