「それ聞く?」外国人が戸惑う日本メディアの取材 日本とアメリカのメディアは意外と違う
東洋経済オンライン / 2024年3月29日 11時30分
さて、ここで冒頭の大谷選手の通訳報道についてみてみましょう。
メディアは国民の「知りたい」という欲求によって動かされているところがあります。人気者の大谷選手のことならなんでも知りたい、というところから、今回の件も余計に大きな話題になっているのは間違いありません。
いきなり「バイアス」がかかってるような報道
日本のメディアのニュースを見ると、元通訳氏がバイトしていた寿司屋さんのコメント、たばこの匂いがしていた、サインボールを私物化していたなど、おそらく事件の本質とは関わりのないところにまで取材がおよんでいるのはちょっと驚きです。
一方、アメリカのメディアも「学歴詐称ではないか」など、今このタイミングで掘り返さなくてもいいような話題もとりあげています。
こうしたある意味どうでもいい情報が出てくるのは、報道側が当事者について一定の印象を与えるような意図をもって報道しているからでしょう。これらが事実かどうかはさておき、本来徹底して客観的であるはずの日本のメディアとしてちょっとニュースの出し方にあやうさを覚えてしまいます。
このような時、ニュースの受け手であるわたしたちは、「それはそれとしてこの問題の本質はなんなんだろう」と考えることで冷静でいられるのではないでしょうか。
デビット・ベネット:テンストレント最高顧客責任者
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
番記者が振り返る、大谷「エンゼルス」選択の妙 二刀流実現の「軌跡」と大谷が目指したもの
東洋経済オンライン / 2024年5月4日 13時40分
-
大谷翔平を“ロボット”呼ばわりするアメリカ人記者も。リップサービスよりも大事なこと
日刊SPA! / 2024年4月29日 8時51分
-
少しでも大谷選手にネガティブなことを言う人間は許さない…そんな空気に警鐘を鳴らしたい(立岩陽一郎)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月27日 11時3分
-
「水原騒動」とは日本のメディアの談話主義がロクでもない人物をのさばらせた結果だ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月20日 9時26分
-
アメリカで「お金に興味のない野球少年」の印象広まる…在米記者が見た大谷翔平の本当の強さ
プレジデントオンライン / 2024年4月17日 10時15分
ランキング
-
1作業服の男がコンビニ店内に“ありえないゴミ”を置き去りに。店員が困惑した客の行動
日刊SPA! / 2024年5月14日 15時54分
-
23500万円! 日産が新型「GT-R」実車展示! 存在感スゴい「最強仕様」がNYに登場! 進化した「新デザイン」採用に反響あり
くるまのニュース / 2024年5月13日 21時10分
-
3「歩くスピードが遅くなる」は認知機能低下のサイン【第一人者が教える 認知症のすべて】
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年5月14日 9時26分
-
4車に閉じ込められて出られない…「自衛隊ならこうします!」 車内の「あるモノ」を使った脱出方法を伝授
まいどなニュース / 2024年5月14日 19時20分
-
5“激安焼肉食べ放題店”の元店員が暴露。「客に“得させないようにする”3つのワナ」
日刊SPA! / 2024年5月8日 15時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください